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戦略の本質 | ||
著者 | 野中郁次郎/戸部良一 | ||
出版社 | 日経BPM(日本経済新聞出版本部) | ||
サイズ | 文庫 |
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発売日 | 2008年08月 | ||
価格 | 990円(税込) | ||
ISBN | 9784532194628 |
制約のある資源をいかに有効に集中的に活用し、優位性を確保するか。これが戦略の基本原則である。(175ページ)
概要

「失敗の本質」で扱った旧日本軍の戦いは、じつは何度も逆転のチャンスがあった。にもかかわらず、なぜ敗戦したのか。本書は、圧倒的に不利な状況から逆転に転じた過去の戦局を分析し、戦略の本質に迫る。それは、私たちのビジネスにも適用できる。戦争もビジネスも、制約のある資源をいかに有効に集中的に活用するかが問われている。
毛沢東の長征、バトル・オブ・ブリテン、スターリングラードの戦い、朝鮮戦争、第四次中東戦争、ベトナム戦争――これらの戦争は、圧倒的に不利な状況から逆転に転じた。そのときの状況とリーダーの決断を客観的に分析に、旧日本軍に欠けていたものを明らかにする。
国民の支持を重視した毛沢東、守りに徹底したチャーチル、こだわりを持ち続けたヒトラーの失策、経験に裏打ちされたマッカーサーの合理性、歴史を顧みなかったアメリカの失敗――こうした分析は、いまの日本の置かれている状況や世界情勢に無縁ではない。

われわれのリーダーは、サダト大統領のように現場に口出しをしていないか。ヒトラーのように感情に流されることはないか。チャーチルのように我慢を続けることができるか。
国民の支持を重視した毛沢東、守りに徹底したチャーチル、こだわりを持ち続けたヒトラーの失策、経験に裏打ちされたマッカーサーの合理性、歴史を顧みなかったアメリカの失敗――こうした分析は、いまの日本の置かれている状況や世界情勢に無縁ではない。

われわれのリーダーは、サダト大統領のように現場に口出しをしていないか。ヒトラーのように感情に流されることはないか。チャーチルのように我慢を続けることができるか。
(2009年3月1日 読了)
参考サイト
- 戦略の本質:日本経済新聞出版社
- 失敗の本質:title=『失敗の本質』――成果主義とは何か」:ぱふぅ家のホームページ
- 『戦略がすべて』――「逆」をとる戦術で:ぱふぅ家のホームページ
- 『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』――儲けがあるから続けられる:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)