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新幹線から経済が見える | ||
著者 | 小宮一慶 | ||
出版社 | 祥伝社 | ||
サイズ | 文庫 |
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発売日 | 2009年07月 | ||
価格 | 607円(税込) | ||
ISBN | 9784396314880 |
ミクロを積み上げたものがマクロですが、マクロを割り算したところでミクロにはならないのです。(104ページ)
概要

復元工事が進む東京駅 2011年1月7日
著者は経営コンサルタントとして、「具体的にモノを見る、具体的に指示をする」(74ページ)アドバイスをしているという。その言葉の通り、本書は、新幹線の車窓から見える「現実」をベースに経済の解説をしている。東海道新幹線に乗ったことのある方なら誰でも「なるほど」と感じる内容となっている。
たとえば、東京駅や品川駅で「ビル工事のクレーン」が見える限り、地価の下落は続く。グリーン車で隣に座る乗客がいるかどうかで景気が分かる。

メディアのコメンテーターはマクロ経済で語る傾向があるが、「ミクロを積み上げたものがマクロですが、マクロを割り算したところでミクロにはならない」(104ページ)は説得力がある。
たとえば、東京駅や品川駅で「ビル工事のクレーン」が見える限り、地価の下落は続く。グリーン車で隣に座る乗客がいるかどうかで景気が分かる。

メディアのコメンテーターはマクロ経済で語る傾向があるが、「ミクロを積み上げたものがマクロですが、マクロを割り算したところでミクロにはならない」(104ページ)は説得力がある。
(2010年1月27日 読了)
参考サイト
- 新幹線から経済が見える:実業之日本社
- 復元工事が進む東京駅:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)