生成AIとプライバシー情報

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生成AIとプライバシー情報
2024年(令和6年)から2025年にかけ、生成AIサービスが百花繚乱となり、多くの利用者がアカウント登録しています。学業相談や健康相談、キャリアアッププランの提案依頼など、プロンプト入力でプライバシー情報を入力する場面も増えているでしょう。ですが、はたして生成AIでプライバシー情報が外部へ流出したり、意図しない二次利用がなされることはないのでしょうか

目次

大前提:無償サービスでプライバシー情報を入力しない

生成AIは身近な人間による「相談相手」ではなく、営利企業が運用する「外部サービス」です。一度入力した情報は、企業活動に利用されると考えましょう。

まず、生成AIサービスの利用規約を読んでください。入力した情報が学習に利用されないこと、生成AIの応答以外に利用されないことを明記していない場合は、プライバシー情報を入力してはいけません。
一般的に、無償サービスではプライバシー情報を入力しない方がいいでしょう。
学校や会社での利用では、プライバシー情報以外の機密情報を入力することもあるでしょうから、かならず有償の、機密情報を保つサービスを導入しましょう。

とはいえ、いきなり有償サービスに手を出すのはハードルが高いでしょう。
そこで、プライベートで、また学校や会社で無償サービスを利用する際に注意すべき点を、「入力・運用・出力・管理」の4段階で紹介します。

入力段階:そもそも入れない

  • 個人情報を入力しない(氏名、住所、電話番号、マイナンバー、顔写真など)
  • 業務文書は仮名化・匿名化してから利用する(例:「Aさん」「顧客X」「○年○月」などに置き換える)
  • 社内規程で入力禁止情報を明確化する

運用段階:使い方を限定する

  • 業務用と私用のアカウントを分離する。
  • 無料サービスではなく、法人向け・学習に使われない設定の生成AIを利用する。
  • ブラウザの拡張機能や外部プラグインの情報送信先を確認する。

出力段階:うのみにしない

  • 生成された文章に個人が特定できる情報が含まれていないか必ず確認する。
  • そのまま外部公開せず、人の目で最終チェックを行う。
  • 個人に関する推測・断定的表現は削除・修正する。

管理段階:組織として守る

  • 生成AI利用ガイドラインを整備する
  • 定期的に職員・社員向け研修を行う
  • ログ管理・アクセス制御など技術的対策も併用する

参考サイト

(この項おわり)
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