はりまや橋(播磨屋橋)と「南国土佐を後にして」

2007年7月29日 撮影
はりまや橋(播磨屋橋)
はりまや橋(播磨屋橋)(高知県高知市はりまや町1丁目1)は、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」(1959年/作詞:武政英策/作曲:武政英策)の歌詞にも登場する有名な橋だ。小林旭の主演で、同名の映画(監督:斎藤武市/日活)もつくられた――らしい。われわれの産まれる前の話なのだが、なぜか、ままぱふぅは知っている。
一般には、高知県の民謡であるよさこい節に登場する有名な橋ということになっている。
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はりまや橋(播磨屋橋)
2009年(平成21年)6月13日、日米韓合作映画「はりまや橋」が公開された。監督・脚本はアロン・ウルフォーク。日本からは高岡早紀や清水美沙が出演。とんねるず・石橋貴明の長女、穂のかが女優デビューを果たした。
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土佐電鉄車内
はりまや橋へのアクセスは土佐電鉄が便利。高知駅から土佐電鉄に乗り、はりまや橋で下車。

アンパンマンの原作者である やなせたかし さんは高知県の出身で、この地域はごめん・なはり線の駅をはじめ、やなせさんのキャラクターであふれている。
はりまや橋 関連

交通アクセス

江戸時代に、高知の豪商である播磨屋と柩屋は、互いの本店が堀で隔てられていた。この両者の往来の為に架けられた私設の橋が、「はりまや橋」である。
当初は木製の簡単な橋だったが、時代とともに幾度か架け替えられ、1958年(昭和33年)には南国博覧会のため、朱色の欄干が登場した。これが「南国土佐を後にして」のモデルとなっている。
ところが、1960年代に入り、製紙工場からの排水に起因する市街地河川の水質汚濁が問題となり、橋が架かっていた堀川はほぼ全長に渡って埋め立てられてしまった。以後のはりまや橋は、車道両側の歩道脇に真直ぐな赤い欄干があるだけの「日本三大がっかり名所」の1つという不名誉な地位に甘んじていた。
1998年(平成10年)、車道から少し離れた場所に歩道専用の太鼓橋として新しいはりまや橋が設けられ、橋の下には人工水路が設置された。

近隣の情報

(この項おわり)
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