駅前には石造りのポストがある。
ポストの上に乗っているのは、太宰府の神鳥であり、幸福を呼ぶという鳥「鷽」である。
道真は宇多天皇の信任があつく、権勢をふるいつつあった藤原氏の牽制役として、学者としては異例の出世を遂げ、899年(昌泰2年)には右大臣にのぼりつめた。
ところが、901年(昌泰4年)、藤原時平らの陰謀によって、筑前国の大宰府に権帥として左遷された。そして903年(延喜3年)、無念のうちに死去した。
その遺骸を都まで送ろうとしたところ、牛車を曳いていた牛が動かなくなった。それはそこに留まりたいのだという道真の遺志によるものと考え、そこに墓が作られた。905年(延喜5年)には墓所に廟が建てられた。これが太宰府天満宮の始まりである。
ポストの上に乗っているのは、太宰府の神鳥であり、幸福を呼ぶという鳥「鷽」である。
道真は宇多天皇の信任があつく、権勢をふるいつつあった藤原氏の牽制役として、学者としては異例の出世を遂げ、899年(昌泰2年)には右大臣にのぼりつめた。
ところが、901年(昌泰4年)、藤原時平らの陰謀によって、筑前国の大宰府に権帥として左遷された。そして903年(延喜3年)、無念のうちに死去した。
その遺骸を都まで送ろうとしたところ、牛車を曳いていた牛が動かなくなった。それはそこに留まりたいのだという道真の遺志によるものと考え、そこに墓が作られた。905年(延喜5年)には墓所に廟が建てられた。これが太宰府天満宮の始まりである。
これを鎮めるために、959年(天徳3年)、京都に造営されたのが北野天満宮である。
道真は梅を愛した。
太宰府に左遷される前、京都の自宅の庭の梅の木を見て
すると、その梅が大宰府にまで飛んできたという。
道真は梅を愛した。
太宰府に左遷される前、京都の自宅の庭の梅の木を見て
東風吹かば 匂ひをこせよと和歌を詠んだ。
梅の花 主なしとて 春な忘れそ
すると、その梅が大宰府にまで飛んできたという。
だざいふ遊園地
天満宮の境内に奥に、だざいふ遊園地がある。敷地面積は約3万平方メートルで、天満宮から借りている。
メリーゴーラウンド、ゴーカート、硬貨を入れるとパンダや犬の乗り物が動くメロディペットなど、絶叫系のアトラクションはないが、小さな子どもを連れた家族には人気だ。
福岡で1948年(昭和23年)に開催された第3回国体で相撲場ができた。1952年(昭和27年)、天満宮の「一千五十年大祭」に合わせ、相撲場に、遊具を集めた児童遊園「子供天国」と動物園が約2カ月間限定で相撲場の前に設置された。そして、1957年(昭和32年)10月、西鉄の協力を得て遊園地が完成したという。
太宰府天満宮の宮司、味酒信良さん(63)は、「天神様は本来、子どもの神様。神社を『出会いの場』と言っていた父は、神様の近くで子どもが遊んで育つのを、良いことだと考えたと思います」と語る。
娯楽の多様化や少子化で、年間入園者は1974年(昭和49年)の61万人をピークに減り、2016年(平成28年)は12万人になってしまった。それでも信良さんは、「運営は大変だが、小さい子とおじいちゃんおばあちゃんが一緒に遊べる場を残したい」という。
メリーゴーラウンド、ゴーカート、硬貨を入れるとパンダや犬の乗り物が動くメロディペットなど、絶叫系のアトラクションはないが、小さな子どもを連れた家族には人気だ。
福岡で1948年(昭和23年)に開催された第3回国体で相撲場ができた。1952年(昭和27年)、天満宮の「一千五十年大祭」に合わせ、相撲場に、遊具を集めた児童遊園「子供天国」と動物園が約2カ月間限定で相撲場の前に設置された。そして、1957年(昭和32年)10月、西鉄の協力を得て遊園地が完成したという。
太宰府天満宮の宮司、味酒信良さん(63)は、「天神様は本来、子どもの神様。神社を『出会いの場』と言っていた父は、神様の近くで子どもが遊んで育つのを、良いことだと考えたと思います」と語る。
娯楽の多様化や少子化で、年間入園者は1974年(昭和49年)の61万人をピークに減り、2016年(平成28年)は12万人になってしまった。それでも信良さんは、「運営は大変だが、小さい子とおじいちゃんおばあちゃんが一緒に遊べる場を残したい」という。
交通アクセス
【鉄道】
- 西鉄「太宰府駅」から徒歩約10分
近隣の情報
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(この項おわり)
道真は優れた学者であったことから、天神さまは「学問の神様」とされ、合格祈願のメッカとなっている。