姨捨駅は日本三大車窓のひとつ、夜はお月見

2014年8月5日 撮影
姨捨駅
篠ノ井線「姨捨駅 (おばすてえき) 」(長野県千曲市大字八幡)は、相対式ホーム2面2線を有するスイッチバック方式の地上駅である。
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スイッチバック - 姨捨駅
ホームからスイッチバックの引き上げ線が見える。
本線も引き上げ線も25 ‰の上り勾配になっており、ホーム付近のみ平坦になっている。
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善光寺平 - 姨捨駅
標高547メートルのホームから見下ろす善光寺平は、根室本線の仮勝峠、肥薩線の矢岳駅と並び、日本三大車窓のひとつに数えられている。戦国時代、川中島の戦いが繰り広げられた場所でもある。
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姨捨駅
1900年(明治33年)11月の篠ノ井線開通と同時に開業し、現在の駅舎は1934年(昭和9年)に完成したものである。2010年(平成22年)にリニューアル工事が行われ、1934年(昭和9年)の様子が復元された。

姨捨 (おばすて) の名は、姨を冠着山 (かむりきやま) (標高1,252メートル,別名:姨捨山)に捨てた男が名月を見て後悔し、翌日に連れ帰ったという話(今和歌集「わが心なぐさめかねつ更科やおばすて山に照る月を見て」)による。
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夜にはきらめく光の点が市街地一面に広がり幻想的な情景となり、近くにある長野自動車道「姨捨サービスエリア」と並んで、「日本夜景遺産」に認定されている。
2008年(平成20年)、全国第1位の「お月見ポイント」に選ばれた。

JR東日本が販売する「ナイトビュー姨捨夜景ツアー」では、姨捨駅からの夜景が楽しめる。
車両は2両編成の専用列車「リゾートビューふるさと」。2016年(平成28年)9月下旬までの金、土曜日に運行する。運転室後部に大型の窓を配した展望室を備え、座席は回転リクライニングシート。姨捨の棚田米を使った「ナイトビュー姨捨弁当」も予約できる。
姨捨駅での滞在時間は約1時間。ホームでは地元ボランティアガイドによる夜景の案内があり、駅舎内では姨捨伝説や民話の語り、楽器演奏などもある。

交通アクセス

行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:姨捨駅

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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