矢祭山の紅葉と水郡線

2018年11月10日 撮影
矢祭山の紅葉
奥久慈県立自然公園矢祭山 (やまつりやま) (福島県東白川郡矢祭町内川)は、四季折々の素晴らしい景観を眺めることができる。11月に入ると、あたり一面が燃えるような紅葉に包まれ、澄みきった青い空との美しいコントラストを見せる。
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矢祭山の紅葉
矢祭山友情の森は、自然環境を利用して設置した自然休養地となっている。

眼下には久慈川の清流を臨み、付近にはハイキングコース、キャンプ場、バンガローがある。休憩室をはじめ、シャワールーム等を備えた総合案内施設があり1日を楽しく過ごすことができる。

JR水郡線 (すいぐんせん) は、水戸駅(栃木県水戸市)から安積永盛駅 (あさかながもりえき) (福島県郡山市)までの45駅、137.5kmを結ぶ地方鉄道で、全線妃殿下の単線である。
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このあたりは、いたるところで久慈川 (くじがわ) と交差するため、多くの鉄橋が架けられている。
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久慈川は、福島県と茨城県の県境にある八溝山の北側斜面を水源とする。そこから南へ流れ、日立市と東海村の境界から太平洋に注ぐ。
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この紅葉を見た水戸光圀 (みつくに) は、「見ぬ人になにこそ語らんみちのくの矢祭山の秋の夕ぐれ」と歌った。
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矢祭山は標高383メートルだが、奇岩怪石が多く、久慈川の清流とあわせて景勝地となっており、「東北の耶馬溪 (やばけい) 」とも呼ばれる。
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矢祭山の紅葉
矢祭山に自生する山ツツジは5万本以上といわれ、5月には真っ赤な花を咲かせる。
一帯は、鳥獣保護区となっており、キジ、ヤマドリ、ムクドリ、カワセミ、イノシシ、ウサギ、キツネなど、90種類以上の鳥獣が生息している。
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矢祭山のシンボルとなっている全長62メートル、幅1.5mの赤いつり橋は「あゆのつり橋と呼ばれ、この橋から眺める久慈川との山々は絶景である。
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久慈川は、アユ釣りのメッカであることから、この名前が付いた。清流によって質の良い苔が育ち、それを食べて成長するアユは、味も姿も日本一といわれている。

毎年6月第2日曜日、東北のトップを切ってアユ漁が解禁となる。
矢祭山の紅葉
久慈川は、阿武隈山地の西縁に生じた棚倉 (たなくら) 構造線に沿って流れている。
東側の阿武隈山地では変成岩や花崗岩が分布するのに対し、西側の八溝山地では三畳紀やジュラ紀のチャート相地向斜堆積層が分布している。
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矢祭山の紅葉
久慈川沿いに走る水郡線は、トンネルの数は多くないが、山沿いに走るため、急カーブや急勾配が連続している。
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交通アクセス

【バス】
  • JR水郡線「矢祭山駅」から徒歩10分
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出発地の最寄駅:

目的地:矢祭山公園

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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