鶴岡市立加茂水族館は世界一のクラゲ水族館

2019年月日 撮影
オワンクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
オワンクラゲ
鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市今泉字大久保657-1)は、1956年(昭和31年)にオープンした山形県唯一の水族館。経営難で閉館の危機に陥るが、1997年(平成9年)、サンゴの水槽で偶然クラゲが発生したことから、クラゲの展示を始める。
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クラゲドリームシアター - 鶴岡市立加茂水族館
クラゲドリームシアター
2000年(平成12年)、クラゲ展示室「クラネタリウム」が開館。日本一となる12種類のクラゲを展示。
2005年(平成17年)、世界一となる21種類のクラゲを展示。2012年(平成24年)にはギネス世界記録に認定された。
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プロカミアジェリー - 鶴岡市立加茂水族館
プロカミアジェリー
傘の直径が50cm~1mに達する大型のクラゲ。
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ウリクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
ウリクラゲ
ウリクラゲの表面には、櫛板 (くしばん) と呼ばれるミクロン単位の毛の列があり、この毛を動かして水流を発生させて泳ぐ。スムーズに移動する様は宇宙船のようだ。
櫛板は光の反射の具合により虹色に光るとともに波打ち、たいへん美しい。口を大きく開け、餌のクラゲを丸呑みにする。
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ハナガサクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
ハナガサクラゲ
ハナガサクラゲは、傘の直径5~10cm。赤褐色で、傘の縁から出る10~15本の長い糸状の触手と、傘縁および傘の途中から出る200本以上の棍棒状の触手がある。美しい姿に似合わず、強い毒を持つ。
日本の中部から九州にかけての太平洋岸に分布する。
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エチゼンクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
エチゼンクラゲ
エチゼンクラゲは、日本海で数年に一度の周期で出現していたが、最近では毎年のように大量発生している。全長は2メートルを超える。
傘の直径1メートルにも及ぶ個体が数千も漁網に入り、網上げに支障をきたすこともある。
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タコクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
タコクラゲ
タコクラゲは、傘は直径10~20cmの半球形で、ゼラチン質が厚い。口腕が8本ありタコのようであることから、この名が付いた。口腕の先から細長い棒状の付属器が伸びる。
ゼラチン質内に共生する褐虫藻の色、濃褐色地に軟骨様組織の色である黄色の斑点がある。
アカクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
アカクラゲ
アカクラゲは、日本近海に昔から生息するクラゲで、毒性の強い毒針を持ち、小魚などをその触手で捕まえて捕食する。
オワンクラゲ - 鶴岡市立加茂水族館
オワンクラゲ
2008年(平成20年)のノーベル化学賞を受賞した下村脩さんが研究していたオワンクラゲを飼育しているのが加茂水族館だけだったことから、世界中から注目された。
加茂水族館で飼育されているオワンクラゲは、自然界から採取した成体は発光したのだが、人工繁殖で世代交代させると発光しなくなっていた。そこで下村脩さんは、セレンテラジンを餌に混ぜるようアドバイスをした。
鶴岡市立加茂水族館
2008年(平成20年)、日本動物園水族館協会より第22回「古賀賞」を受賞した。
オワンクラゲ効果で入館者は急増し、2009年度には40年前の入館者21万7千人を超えた。
鶴岡市立加茂水族館


鶴岡市立加茂水族館


アオウミガメ - 鶴岡市立加茂水族館
アオウミガメ


コイボイソギンチャク - 鶴岡市立加茂水族館


イイダコ - 鶴岡市立加茂水族館
イイダコ


鶴岡市立加茂水族館


鶴岡市立加茂水族館


鶴岡市立加茂水族館


鶴岡市立加茂水族館


鶴岡市立加茂水族館
2014年(平成26年)6月、写真の新刊に移転した。新館は鉄筋コンクリート地上3階建てで、延べ床面積が約4,000m2と旧館の約2.5倍となり、クラネタリウムも4倍の規模になった。
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鶴岡市立加茂水族館
総工費30億円のうち3億円を、加茂水族館クラゲドリーム債として発行したところ、発売20分で完売するほどの人気を見せた。2014年(平成26年)の入館者数は83万5千人を超えた。
鶴岡市立加茂水族館
荒崎灯台 - 鶴岡市立加茂水族館
荒崎灯台
近くの荒崎は、遠目に見ると島のようだが、地続きになっており、荒崎灯台が建っている。
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荒崎灯台 - 鶴岡市立加茂水族館
荒崎灯台
塔の高さは12メートル。海岸からは33メートルの高さにあり、1903年(明治36年)に初点灯した。
光度は5,600カンデラで、その光は12海里先まで届く。
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鶴岡市立加茂水族館


交通アクセス

【鉄道+バス】
  • JR鶴岡駅より「加茂水族館経由湯野浜温泉行」バスで「加茂水族館」下車
鶴岡市立加茂水族館 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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