シーサイドライン 1000系 は無人運転の新交通システム

ゴムタイヤで騒音軽減
シーサイドライン 1000系
2003年12月11日 市大医学部駅 写真:パパぱふぅ
シーサイドラインは、JR新杉田駅と京浜急行金沢八景駅の間を結ぶ無人運転の新交通システム。東京の「ゆりかもめ」、神戸の「ポートライナー」と同じシステムだ。2014年(平成26年)5月24日に全車引退した。

ATO(自動列車運転装置)を使い、完全な無人運転を実現している。また、車輪にはゴムタイヤを使い、騒音軽減に貢献している。
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シーサイドライン 1000系
2002年3月21日 八景島駅 写真:パパぱふぅ
2006年(平成18年)4月14日夕方、ゆりかもめの車輪が外れる事故があったが、シーサイドラインでも2005年(平成17年)、3カ所で亀裂が見つかり、交換した。
新交通システムは、1975年(昭和50年)の沖縄国際海洋博覧会の観客輸送用のKRTにはじまり、初期には方式が乱立していた。1983年(昭和58年)に当時の建設省・運輸省の指導で「標準型新交通システム」として統一規格が作られ、それ以降に計画された新交通システムは、この規格に基づいて建設されている。

先頭車両には箱状のものがあるが、この箱を取り外すと、有人運転用の運転台があらわれる。
横浜シーサイドラインでは、異常気象や車両故障などに備えるため。自動運転では対応できない事態を想定し、運転士を養成している。また、訓練のため、自動ではなく運転士による走行が実施される。

参考サイト

(この項おわり)
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