ボーイング 787-8 (ANA) Dream Liner

新素材を使うもトラブル続き
ボーイング 737-800 (JAL)
2016年11月12日 羽田空港 写真:こぱふぅ
ボーイング 787は、2001 年(平成 13 年)9 月のアメリカ同時多発テロ事件を受け、運航経費を抑えつつ航続距離を伸ばした中型ジェット旅客機である。
写真の B787-8 は、全長56.7 メートル、全幅 60.1 メートル、全高16.9 メートル。座席数は 169 席(国際線)または 240 席(国内線)となっている。
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2004 年(平成 16 年)4 月に全日本空輸(ANA)がローンチカスタマーとして 50 機発注したことから開発がスタートした。
2008 年(平成 20 年)8 月の北京オリンピックでの就航を目指し、当初計画では初飛行は 2007 年(平成 19 年)9 月末としていた。ところが、コスト削減による開発遅延や設計の見直し、ボーイング社のストライキなどがあり予定は遅れに遅れ、初飛行したのは 2009 年(平成 21 年)12 月 15 日である。
その後、ロールス・ロイス社のエンジンが爆発したり、配電盤で火災が起きたりトラブルが続き、開発はさらに遅れた。
ANA 向けの第1 号機(JA801A)が羽田空港に到着したのは、2011 年(平成 23 年)9 月のことだった。

東レ製の炭素繊維を使用した炭素繊維強化プラスチック等の複合材料の使用比率を約 50%にまで高めることで、自重は約 108 トンと、B767-300の 110 トンよりわずかに軽くなり、燃費は B767-300 より約 20%向上し、航続距離は 20%~40%も伸びた。
複合材料によって機体の剛性が増したことから、機内の気圧を上げることができるようになった。従来機は高度 8,000 フィート(2,400 メートル)に相当する圧力(765hPa)に与圧していたが、これを高度 6,000 フィート(1,800 メートル)に相当する圧力(820hPa)にまで上げることができる。この効果で、耳詰まりや手足のむくみが軽減される。

こうした新素材による胴体や、新機軸を採用したエンジンに加え、国際共同開発にしたため足並みが揃わず、開発が遅れることになったと考えられている。

就航後もトラブルが続いており、機材交換の可能性が高いため、パパぱふぅは出張の際に B787 を避けて予約している。
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(この項おわり)
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