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2008年(平成20年)8月の北京オリンピックでの就航を目指し、当初計画では初飛行は2007年(平成19年)9月末としていた。ところが、コスト削減による開発遅延や設計の見直し、ボーイング社のストライキなどがあり予定は遅れに遅れ、初飛行したのは2009年(平成21年)12月15日である。
その後、ロールス・ロイス社のエンジンが爆発したり、配電盤で火災が起きたりトラブルが続き、開発はさらに遅れた。
ANA向けの第1号機(JA801A)が羽田空港に到着したのは、2011年(平成23年)9月のことだった。

東レ製の炭素繊維を使用した炭素繊維強化プラスチック等の複合材料の使用比率を約50%にまで高めることで、自重は約108トンと、B767-300の110トンよりわずかに軽くなり、燃費はB767-300より約20%向上し、航続距離は20%~40%も伸びた。
複合材料によって機体の剛性が増したことから、機内の気圧を上げることができるようになった。従来機は高度8,000フィート(2,400メートル)に相当する圧力(765hPa)に与圧していたが、これを高度6,000フィート(1,800メートル)に相当する圧力(820hPa)にまで上げることができる。この効果で、耳詰まりや手足のむくみが軽減される。

こうした新素材による胴体や、新機軸を採用したエンジンに加え、国際共同開発にしたため足並みが揃わず、開発が遅れることになったと考えられている。

就航後もトラブルが続いており、機材交換の可能性が高いため、パパぱふぅは出張の際にB787を避けて予約していたが、2019年(平成31年)頃から利用するようになった。
ANA向けの第1号機(JA801A)が羽田空港に到着したのは、2011年(平成23年)9月のことだった。

東レ製の炭素繊維を使用した炭素繊維強化プラスチック等の複合材料の使用比率を約50%にまで高めることで、自重は約108トンと、B767-300の110トンよりわずかに軽くなり、燃費はB767-300より約20%向上し、航続距離は20%~40%も伸びた。
複合材料によって機体の剛性が増したことから、機内の気圧を上げることができるようになった。従来機は高度8,000フィート(2,400メートル)に相当する圧力(765hPa)に与圧していたが、これを高度6,000フィート(1,800メートル)に相当する圧力(820hPa)にまで上げることができる。この効果で、耳詰まりや手足のむくみが軽減される。

こうした新素材による胴体や、新機軸を採用したエンジンに加え、国際共同開発にしたため足並みが揃わず、開発が遅れることになったと考えられている。

就航後もトラブルが続いており、機材交換の可能性が高いため、パパぱふぅは出張の際にB787を避けて予約していたが、2019年(平成31年)頃から利用するようになった。
(この項おわり)