駒ヶ岳ロープウェイに乗って日本一標高の高い駅へ

標高2,612メートルの先に広がる千畳敷カールは圧巻
駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 写真:パパぱふぅ
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイは、山麓側のしらび平駅 (しらびだいらえき) から山頂側の千畳敷駅 (せんじょうじきえき) まで、標高差(高低差)950メートル(国内最大級)、全長2,333メートルを約7分半で結ぶ。

ゴンドラの定員は61名。
運行間隔は、基本的におおよそ20〜30分ごとであり、繁忙期など混雑時には臨時便が出ることもある。ただし、公式時刻表は時季・天候・メンテナンスの状況により変動するため、訪問前に確認してほしい。
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しらび平駅 - 駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 しらび平駅 写真:パパぱふぅ
しらび平駅へはマイカーでは直接乗り入れができず、自家用車利用の場合は郊外の菅の台バスセンターに駐車し、そこから路線バスの伊那バス中央アルプス観光バスに乗り換えて、しらび平駅へ向かうというのが一般的なアクセス方法である。
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駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 写真:ままぱふぅ
駒ヶ岳ロープウェイは1967年(昭和42年)7月に開通した。

このロープウェイは、日本における最初期の山岳ロープウェイのひとつであり、当時はまだ特定の山岳愛好者のみに限られていた中央アルプス方面の山を、広く一般に開放する画期的な観光施設であった。

当初のゴンドラには「くろゆり号」「すずらん号」といった名称が付けられていた。
その後、1998年(平成10年)11月には現在のしらび平駅および千畳敷駅が整備され、施設の更新が行われた。
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駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 写真:パパぱふぅ
このロープウェイそのものが非常にインパクトのある空中移動であり、眼下に谷、滝、森林、そして遠く南アルプスや富士山などを望むダイナミックな景観が楽しめる。ロープウェイ乗車中には、峡谷を流れる川や谷、滝などの自然景観が眼下に広がる。
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駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 写真:パパぱふぅ
しらび平駅を出発直後には日暮の滝や中御所谷などが見どころとなる。落差約25メートルの滝や、谷底を流れる川の深い峡谷など、まさに“空中から見る自然”ならではのスケール感である。
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千畳敷駅 - 駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 千畳敷駅 写真:ままぱふぅ
動植物の生息域がそのままロープウェイの通路にも近いため、運がよければカモシカやリスなどの野生動物を見ることもあるという。

駒ヶ岳ロープウェイは単なる「登山のためのアクセス手段」ではなく、それ自体が「空中を移動する体験」として価値があり、さらに終点の千畳敷カールでの自然とのふれあいや季節の移ろい、山岳リゾートとしての滞在など、多面的に楽しめる「山と自然の扉」であると言える。
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千畳敷駅 - 駒ヶ岳ロープウェイ
2025年11月16日 千畳敷駅 写真:パパぱふぅ
千畳敷駅の標高は2,612メートルで「日本一標高の高い駅」とされている。
ここからは有名な氷河地形である千畳敷カールを見渡すことができ、今なおヨーロッパアルプスを思わせる雄大な地形が広がる。
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駒ヶ岳ロープウェイのケーブル
2025年11月16日 写真:パパぱふぅ
日本の山岳ロープウェイでは通常、支索(車両の荷重を支える太いケーブル)は直径40〜60mm前後、曳索(ゴンドラを動かすケーブル)は直径25〜35mm程度が用いられることが多いが、駒ヶ岳ロープウェイは標高差950mという国内最大級の高低差を持つため、52mmの支索、26mmの曳索に加え、68mmの緊張索、22mmの平衡索が使われている。
駒ヶ岳ロープウェイのケーブルの大きな写真大きな写真
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 関連

参考サイト

(この項おわり)
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