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寝台特急「はやぶさ*」は 1958 年デビューし、西鹿児島~東京を運行。寝台特急「富士*」は 1964 年にデビュー、日豊線経由で西鹿児島~東京を運行していた。 1999 年 12 月に併結運転を行っていた「さくら・はやぶさ」のうち、長崎発着の「さくら」が廃止となったため、2005 年 3 月から「はやぶさ・富士」として併結運転されるようになった。 2008 年 8 月現在、はやぶさが東京~熊本、富士が東京~大分の運行となっており、東京駅で見ることができる唯一のブルートレイン*である。しかし、JR社内では 2009 年春のダイヤ改定での廃止が合意されていると言われている。 |
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1912 年(明治 45 年)6 月、東京~下関駅間に、一等・二等車のみで編成された日本初の特別急行列車1 ・ 2 列車が運行開始された。これが、1929 年(昭和 4 年)に「富士」と命名された。一般公募によって決まった日本初の列車愛称である。 |
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富士の客車は、JR 九州の 14 系客車*である。 14 系客車は、サービス電源を床下のディーゼルエンジン駆動の発電機でまかなう「分散電源方式」を採用しており、1971 年から寝台特急列車用に配備された。ところが、1972 年に発生した北陸トンネル火災事故を契機に、火元となりうる分散電源方式は問題があるとされ、 14 系の製造を中止した。 そこで、基本構造は 14 系を踏襲しつつ、独立した電源車から客車へサービス電源を給電する「集中電源方式」を採用したのが24 系客車である。 |
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はやぶさの運行距離は 1315.0km で、2007 年 8 月現在、JR運行の定期列車では最長の旅客列車である。(トワイライトエクスプレスは 1508.5km だが臨時列車扱い) |
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はやぶさの客車は、JR 九州の 14 系客車*である。 かつては 24 系客車*を使っていたが、富士と併結されるようになって 14 系に変更になった。 |
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B 個室寝台「ソロ」は 1989 年にできたのだが、車体が古いため、寝台の短さはいかんともしがたい。天井までが高いので、朝起きたときに背伸びはできる。 |
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朝になるまで気づかなかったのだが、B 個室寝台「ソロ」には洗面台が付いている。お湯も出る。これはありがたかった。
残念ながら、2009 年春のダイヤ改訂ではやぶさ・富士は廃止される見込みだ。新幹線や飛行機、夜行バスに押され、「利用率が低い」のが廃止の最大の理由で、「車両が老朽化している」「夜間の要員確保が難しい」などの事情もあるという。 航空機を使えば熊本から東京まで約 3 時間半。一方のはやぶさは 18 時間を要する。 |
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漫画家の松本零士は、18 歳の時、トランク1つで、蒸気機関車が牽引する夜行列車に乗り込み、小倉から東京まで 24 時間かかって上京したという。それが、銀河鉄道999のモチーフになっているのは有名な話である。 寝台列車が走り始めると、明るかったホームはあっという間に過ぎ去り、あとは闇ばかり。若い漫画家は、二度と故郷に帰ることはできないかもしれないという寂しさを感じたのではないだろうか。そして、東京に近づくにつれ夜は明け、新天地への夢や希望を膨らませる。 光の速度で情報が行き交うネットの世界で仕事をしている人間が言うのも変だが、時間をかけて旅することにはロマンがある。時間の重み、そして隔絶された距離というのものは、人間に良い覚悟を与えてくれると思う。 |
(この項おわり)
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2008年09月05日更新
写真と記事 (C)2008 studio pahoo
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