
2017年9月20日 電鉄富山駅 写真:こぱふぅ
富山地方鉄道 10030形電車は、1971年(昭和46年)に製造された京阪電気鉄道の初代3000系電車を1990年(平成2年)に譲渡された車両である。
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2017年9月20日 千垣駅 写真:こぱふぅ
しばらくは京阪時代のままの塗装で運行していたが、その後、黄色と緑の塗装に変更され、かぼちゃ電車と呼ばれている。

もともと3000系に設備されていたテレビは最新のものに交換され、特急運行時には富山の観光ビデオなどを流していた。その後、テレビは撤去され、ワンマン化改造が施された。

もともと3000系に設備されていたテレビは最新のものに交換され、特急運行時には富山の観光ビデオなどを流していた。その後、テレビは撤去され、ワンマン化改造が施された。

2017年9月20日 西加積駅~中加積駅間 写真:こぱふぅ

車内は、富山地方鉄道の赤いクロスシートに置き換えられている。
ダブルデッカーエキスプレス
2013年(平成25年)、京阪電気鉄道からダブルデッカー型の8831号車が譲渡され、3両編成の観光列車「ダブルデッカーエキスプレス」として営業運転を開始した。

前面に見える鳩マークは京阪電気鉄道のもの。

前面に見える鳩マークは京阪電気鉄道のもの。
京阪時代に、カラーテレビを設置した車両には「テレビカー」の文字が刻まれている。すでにテレビは取り外されているが、文字はそのまま残っていた。
塗装はそのままで、側面には京都三大祭りのひとつ「時代祭行列絵図」が描かれている。
1995年(平成7年)、京阪時代の改造でダブルデッカーが誕生した。既存車両を2階建てに改造するのはきわめて珍しいケースで、改造は困難を極めたという。

座席も京阪時代のままで、1階席はピッチが広くゆったりした座席で、2階席からは大きな窓を通じて立山連峰の雄大な眺めを楽しめる。

参考サイト
- 車両:富山地方鉄道
- 富山地方鉄道 10030形:資料館の書庫から
- 富山地方鉄道 10030形 元京阪テレビカーを見に行く:たけひろ
- 2015年(平成27年)9月 富山地方鉄道 10030形 ダブルデッカーエキスプレス:nKアーカイブ
(この項おわり)