西武鉄道 5000系は初代レッドアロー

レトロフューチャーなデザインに赤い帯
西武鉄道351系
2017年11月11日 横瀬車両基地 写真:こぱふぅ
5000系は西武鉄道の特急形電車で、1969年(昭和44年)10月に営業運転開始した特急「ちちぶ」としてデビューした。101系電車の設計を踏襲し、当初は4両編成だったが、のちに6両編成に増強され、「レッドアロー」として西武の代名詞的な存在となった。

ゆとりのある車内を目指し、車体幅を従来車よりも約100mm拡幅し、車体裾部ならびに窓上部に傾斜(絞り)が設けられている。ただし、その分の車体限界抵触を回避するため、車体高は従来車よりも130mm低くしている。
西武鉄道351系の大きな写真大きな写真
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前面は流線形で高運転台構造になっている。また、エッチング加工を施したステンレス製の飾り板に、立体型の西武鉄道社章がアクセントとなっているレトロフューチャーなデザインだ。クリーム色をベースにした車体塗装は、赤帯を回してスピード感を強調しており、ここから「レッドアロー」の愛称が生まれた。

1978年(昭和53年)までに6両編成6本36両が製造され、1995年(平成7年)までにすべて廃車となった。うち、先頭車のカットモデルが横瀬車両基地で保存されている。また、主要機器は [/img20050126-112508.shtm.title=10000系](ニューレッドアロー)に受け継がれた。
西武線 関連

参考サイト

(この項おわり)
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