ボイラー上部に2基の蒸気タービン発電機を備えているが、ATSとデジタル無線装置への電力供給が不足する場合があり、客車の床下に搭載されているディーゼル発電機からの電力供給を受けられるようになっている。

3両ある客車は、JR四国から譲り受けた昭和40~50年に製造された 14系を用い、昭和のノスタルジーを感じさせる。

下今市駅と鬼怒川温泉駅の間を、土日・休日に運行している。乗車時間は35分ほど。

下今市駅と鬼怒川温泉駅の間を、土日・休日に運行している。乗車時間は35分ほど。

客車の外観、内観は製造当時のままで、快適な旅ができるよう、トイレ・座席シート・カーテンなどはリニューアルされている。座席は、グリーン車同等のシートピッチだ。

車端部にはラウンジがあり、往時の夜行急行列車を想起させる。
かぬまシウマイ

2022年4月23日 小佐越駅付近 写真:こぱふぅ


参考サイト
- SL大樹:東武鉄道
(この項おわり)
1941年(昭和16年)12月に製造され、終戦後は北海道で活躍していた車両である。1974年(昭和49年)10月に廃車となったが、2000年(平成12年)10月からSLニセコ号として復活した。その後、東武鉄道に貸し出され、2017年(平成29年)8月から運行開始した。
大樹は、日光東照宮に関係する将軍の尊称であり、また、東京スカイツリーを連想させることから、力強く大きく育ってほしいとの想いを込めて名付けられた。