セキュリティソフト「Norton Internet Security」は強力・多機能

2006年11月購入
Norton Internet Security
Norton Internet Security は、コンピュータ・ウイルスから迷惑メールスパイウェアフィッシング詐欺まで、さまざまなセキュリティ対策を講じてくれるソフトである。インターネットに接続しているWindowsマシンには、かならず、Norton Internet Security を入れることにしている。
最近、本製品に対する評判が様々あるが、かつては本製品しかなかったし、これを使っていてネット被害にあったことは一度もないので、今年も更新することにした。(※2007年(平成19年)からはNorton 360に乗り換えた)
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Norton Internet Security 2012 β版 (NIS2012β)

2011年(平成23年)5月18日、Norton Internet Security 2012 β版(NIS2011β)が公開された。Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応しており、試用期間は14日間。

今回のバージョンアップでは、Norton System Insight が3.0になり、ダウンロードしたソフトをインストールする際、システムが不安定になる可能性がある場合は警告できるようになった。アプリケーションの振る舞いを検知する「SONAR」もアップデートされ、より早く怪しいソフトを検知して無効化できるようになった。

Norton Internet Security 2011 (NIS2011)

2010年(平成22年)8月25日、Norton Internet Security 2011(NIS2011)が発売された。

NIS2010で搭載された「レピュテーション技術」を強化。ゼロデイ攻撃を防ぐ機能などを搭載した。
また、作動中のアプリケーションのパフォーマンス監視機能なども備えた「Norton System Insight 2.0」、ユーザーからのフィードバックにより安全性を確認できる「Norton Download Insight 2.0」などの機能を拡充した。

パフォーマンス面での改善もなされており、前バージョンのNIS2010に比べ、Web閲覧への影響を25%、ファイルコピーへの影響を60%軽減するなどの軽量化が行われている。
対応OSはWindows XP(SP2以降)/Vista/7。

Norton Internet Security 2010 (NIS2010)

Norton Internet Security 2010(NIS2010)は、2009年(平成21年)10~11月の販売本数シェアを合算した製品別ランキングで、セキュリティソフト部門の第1位に輝いた。

新開発の保護システム「Quorum」を採用し、Web上の脅威に対して「レピュテーション(評価)」に基づいた検出・対処を行うのが特徴だ。各アプリケーションの安全性をユーザーからのフィードバックをもとに算出するため、未知のアプリケーションの信頼性を統計的に求められるという。

そのほか、ダウンロードファイルをインストールする前に警告する「Norton Download Insight」や、最適化によってアプリケーションのパフォーマンスを回復し、PCの問題を調査・分析するための情報を提供する「Norton System Insight」などを備えている。

Norton Internet Security 2007 (NIS2007)

Norton Internet Security の評判を悪くしている最大の要因は、動作の“重さ”である。Norton Internet Security をインストールすると、その前に比べてPCの性能が明らかに低下するのである。また、昨年までは、写真のような管理メニュー画面が出てくるまで30秒待たされることは当たり前だった。
まず、PC性能の低下についてであるが、2007年(平成19年)版では心持ち改善されたような程度である。雑誌などでは、メモリ常駐量やバックグランド処理の改善が紹介されているが、それほど期待しない方がいいだろう。
劇的に改善されたのは、管理メニューの表示までの待ち時間――手持ちのPCでは、10秒以内に出てくるようになった。
また、管理メニューが見やすくなった。大きなアイコンが表示され、一目で安全か危険があるかわかるようになり、危険があるときのアドバイスが表示される。初心者は助かるだろう。また、Norton Internet Security タブをクリックすれば、従来通りの細かい設定ができる。

もうひとつの問題は、毎年更新料を支払うか、新製品を買わなければならないことである。これについては、セキュリティソフト業界全体のビジネスモデルなので、保険みたいなものだと思って諦めている。ネットでダウンロード購入できるので、他ソフトよりは更新は楽である。

2007年(平成19年)版では、スパウェア対策やフィッシング詐欺対策が強化された。ホームページのソースコードを分析するなどして、フィッシング・サイトをチェックしているという。
2006年(平成18年)版が入っている状態でインストールすると、過去の設定を引き継いでくれる。

それにしても、Norton Firewall の警告を見ていると、ネットとは関係ないソフトであるにもかかわらず、知らない間にネットに接続するものが何と多いことか。気持ちが悪いので、大部分は通過しないようにしている。更新は手動で指定してやれば済む話である。

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(この項おわり)
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