寝台特急「サンライズエクスプレス」は個室寝台が中心

2006年7月20〜21日 撮影
サンライズエクスプレス
寝台特急「サンライズエクスプレス」に、東京駅から乗車した。
サンライズエクスプレス(285系電車)は、JR西日本とJR東海が共同開発し、1998年(平成10年)にデビューした。国鉄時代の581・583系電車以来31年ぶりの寝台電車である。

14両編成で東京駅を22時に出発した。
分離風景 - サンライズエクスプレス
電車は、6時27分に岡山駅に到着。ここで「出雲号」と「瀬戸号」を切り離した。
連結部分は貫通扉になっていて、相互に行き来できるようになっていたが、走行中に扉が閉鎖される。切り離し時には外扉が電動で閉鎖された。なかなか面白いギミックである。
連結器 - サンライズエクスプレス
14両編成のうち、1~7号車は瀬戸号(高松行き)、8~14号車は「出雲号」(出雲市行き)である。
「瀬戸号」と「出雲号」の列車編成がまったく同じにできているところが面白い。
サンライズエクスプレス
翌朝9時9分に米子駅に到着した。電車は出雲市が終点だが、ここで下車した。
シングルツイン
サンライズエクスプレスは、寝台/座席兼用の581・583系と異なり、寝台専用の設計となっており、1~2人用の個室寝台が中心となっている。

個室寝台の種類は多いが、3人以上で泊まれる個室はない。そこで、ままぱふぅこぱふぅは「シングルツイン」を、パパぱふぅは「シングル」を予約した。今回は別々の号車になってしまったが、同じ号車に複数の種類の寝台が並んでいるので、予約時に頼めば同じ号車にすることもできるだろう。
写真はシングルツインである。2段ベッドになっており、2人目はエクストラ扱いのような感じで寝台料金が安くなる。
ドアノブ
サンライズエクスプレスの寝台は、二人用B寝台個室「サンライズツイン」、一人用A寝台個室「シングルデラックス」、一人用B寝台個室「シングルツイン」、一人用B寝台個室「シングル」、一人用B寝台個室「ソロ」、普通車指定席「ノビノビ座席」がある。「ノビノビ座席」は指定席料金のみで乗車できる(普通指定席よりやや高い)、仕切のない二段ベッドである。男性はこれで十分だろう。

個室のドアは引き戸になっていて、写真のようなドアノブで開閉する。
ドアロック
外からはナンバー式のロックをかけることができる。
シングルツイン
個室寝台にはハンガーが備え付けられている。寝間着も用意されている。
ブルートレインに比べると、ベッドが広いし、乗り心地がよい。
ドアノブ
シングルツインとシングルには、ラジオと目覚まし時計もあった。ラジオはFM放送が受信できるのだが、田舎を走るので、受信が辛いことが多い。
ドアロック
10号車の一部がラウンジになっている。ここで朝食の弁当を購入した。

参考サイト

(この項おわり)
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