米子駅/ねずみ男駅

2007年7月21日・2017年8月15日 撮影

霊番ホーム

霊番ホーム - 米子駅
2017年8月15日 撮影
JR米子駅(鳥取県米子市弥生町2番地)には、山陰本線、伯備線、境線が発着している。
このうち、境線の0番(霊番)ホームには「鬼太郎列車」が発着しており、駅名も「ねずみ男駅」となっている。もちろん正式名称ではないので、乗り換え案内などのソフトでは検索できない。
霊番ホーム - 米子駅
2006年7月21日 撮影
ガイドブックの写真では、この看板が「霊番」となっていたが、なぜか実物は「0番」に。
霊番ホーム - 米子駅の大きな写真大きな写真
(1746×1920 ピクセル, 1341 Kbyte)
霊番ホーム - 米子駅
2017年8月15日 撮影
ねずみ男の本名はペケペケ(南方語で大便を意味する)。
人間界と地獄の中間出身の半妖怪で、年齢は360歳以上。妖怪大学怪奇学科(または不潔学科)卒。なまけ博士号取得。肩書は長寿教教祖、鬼太郎マネジャーなど無数。
ゲゲゲの鬼太郎に対して、ビビビのねずみ男と言われる。
主役作は「ねずみ男の冒険」(ちくま文庫)ほか。
160センチ、49キロ。
家族は母と妹(ねずみ女)。妖子との結婚歴(詐欺被害)あり。天敵はねこ娘。

水木しげるによれば、「江戸時代からの日本人像」という。
何もない、金もないのに、生きていかないといけないという、庶民の代表として描かれた。どんな時代にも対応できる。強いと言えば強い。
死神 - 米子駅
2006年7月21日 撮影
霊番ホームにはゲゲゲの鬼太郎のキャラクタが並んでいる。
死神 関連
目玉のおやじ - 米子駅
2006年7月21日 撮影
写真は、鬼太郎のブロンズの上に乗っかった目玉のおやじ――いつものように偉そうに指示を出しているところだろうか。

境線の沿線にある境港市が、水木しげるの出身地であることから、1993年(平成5年)に水木しげるロードが整備された。同じ年、境港~米子駅間に鬼太郎列車が走ることになった。
目玉のおやじ - 米子駅の大きな写真大きな写真
(1427×1920 ピクセル, 1276 Kbyte)
目玉の親父 関連

山陰鉄道発祥の地

「山陰鉄道発祥の地」記念碑
2006年7月21日 撮影
大きな写真大きな写真
(1920×1049 ピクセル, 1057 Kbyte)
だんだん広場
2006年7月21日 撮影
米子駅を降りると、「山陰鉄道発祥の地」の記念碑があり、その横にC57型蒸気機関車の動輪モニュメントがある(上写真)。
動輪モニュメントと反対側にはだんだん広場のモニュメントがある(左写真)。どう見ても「銀河鉄道999」なのだが、鉄道の街を象徴するモニュメントとのこと。
だんだん広場の大きな写真大きな写真
(1350×1920 ピクセル, 982 Kbyte)
ちなみに、準大手ゼネコン「前田建設工業(株)」のファンタジー営業部が、「銀河鉄道999」が地球から飛び立つ際に使われた発車台の建設費を見積もっている。その額は37億円で、工期は3年3カ月とのこと。詳細は「前田建設ファンタジー営業部Neo」(幻冬舎/2007年(平成19年)7月)を参考されたい。
999が宇宙に飛び立つ際に使う発車台は、先端の高さが99.9メートル。ビデオで検証した結果、鉄筋コンクリート製で線路の長さは300メートルと推測。担当者は「発注して頂ければ必ず建設してみせます」と話している。
米子駅は1902年(明治35年)11月1日に開業した。米子市は人口約14万人の地方都市であるが、明治以前より陸海両方からの物資が集まり、山陰の大阪と呼ばれるほど活気に満ちており、鉄道の要衝ともなった。現在でもJR貨物の施設があり、多くの貨物が取り扱われている。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR岡山駅より特急で約2時間
  • JR東京駅より寝台特急「サンライズ出雲」で約11時間
【飛行機】
  • 米子空港よりバスで約30分

近隣の情報

(この項おわり)
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