大鳥神社は「目黒のお酉さん」として親しまれている

2007年9月30日 撮影
大鳥神社
大鳥神社(東京都目黒区下目黒3-1-2)は「目黒のお酉(とり)さん」と呼ばれ親しまれている、目黒区内で最も古い神社である。年末の酉の市が有名だ。
日本武尊 (ヤマトタケルノミコト) 国常立命 (クニトコタチノミコト) 弟橘媛命 (オトタチバナヒメノミコト) を合祀している。毎年9月9日に一番近い土・日に例大祭が行われ、その際に披露される太々神楽「剣の舞」は、江戸末期から伝わる荘厳な舞である。

神社縁起によると、大鳥神社は806年(大同元年)に創建された。現在の社殿は1962年(昭和37年)に完成したものである。
大鳥神社
日本武尊の父、景行天皇の時代、ここには国常立命を祭った社があった。日本武尊は東征の途中、この社に立ち寄り、東夷(あずまえびす))の平定と部下の眼病平癒を祈願したところ、霊験がたちどころに現れた。そこで感謝して、手近に持っていた十握剣(とつかのつるぎ)を社に奉納したという言い伝えが残っている。
日本武尊の死後、その遺体を埋葬したところ、尊の御霊 (みたま) が白鳥となって倭国を指して飛び立った。いわゆる「白鳥伝説」である。ここから「大鳥神社」という名前が付いたと考えられている。

交通アクセス

路線バスなら大鳥神社前で下車。

最寄りの目黒駅(東京都品川区上大崎2丁目)は、JR山手線および目黒線の駅である。地上はJRの、地下は東急・東京メトロ・都営地下鉄三田線の駅となっている。

目黒駅前から権之助坂 (ごんのすけざか) までは、中華料理店やラーメン屋が軒を連ねる。

近隣の情報

(この項おわり)
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