北海道旅行の最後は、大雨による航空機欠航と鉄道事故というハプニングに見舞われ、1500kmあまりの行程を当初の予定から30時間余計に時間を費やして帰宅することになった。


ANAカウンターで乗り継ぎ便(千歳 16:30→羽田 18:05)のキャンセルを行い、帰京方法を相談するが、帰省ラッシュの影響で航空機はすべて満席。JAL、スカイマークの成田便、茨城便も満席。
バスやフェリーを使う手もあるが、それでは月曜日の会社に間に合わない。
バスやフェリーを使う手もあるが、それでは月曜日の会社に間に合わない。
ANAから渡された案内にしたがい、夕方のフェリーで稚内に戻り、夜行バス(宗谷バス、銀嶺バス共同運行)で札幌へ向かうことにする。(2013年10月に、銀鈴バスは北都交通へバス事業を譲渡した。)

来る時に接岸したフェリーターミナル(鴛泊)が仮設だったので、食事やトイレの不安があり、まずは空港でできることを片付けていくことにする。

まずは携帯電話で夜行バスを予約する。
こぱふぅがカウンターから時刻表をを借りてきて、札幌から東京までの列車と時刻を調べ上げていく。
稚内駅みどりの窓口に電話し、新青森からの新幹線立ち席特急券を予約できるかどうかを確認する。みどりの窓口は22時まで営業しているので、直接買いに来てほしいとのこと。
流木による貨物列車脱線事故で、札幌駅~函館駅間が不通になっているというニュースが入ってくる。明日には復旧することを祈るしかない。

ここまで段取りをして、14時頃、利尻空港2階の喫茶店「RISHIRI」にて遅い昼食(昆布ラーメン)をとる。

来る時に接岸したフェリーターミナル(鴛泊)が仮設だったので、食事やトイレの不安があり、まずは空港でできることを片付けていくことにする。

まずは携帯電話で夜行バスを予約する。
こぱふぅがカウンターから時刻表をを借りてきて、札幌から東京までの列車と時刻を調べ上げていく。
稚内駅みどりの窓口に電話し、新青森からの新幹線立ち席特急券を予約できるかどうかを確認する。みどりの窓口は22時まで営業しているので、直接買いに来てほしいとのこと。
流木による貨物列車脱線事故で、札幌駅~函館駅間が不通になっているというニュースが入ってくる。明日には復旧することを祈るしかない。

ここまで段取りをして、14時頃、利尻空港2階の喫茶店「RISHIRI」にて遅い昼食(昆布ラーメン)をとる。


上りの最終列車が出た後で、みどりの窓口は20:40頃まで休止とのこと。

みどりの窓口が営業再開。東京までの乗車券、特急券などを購入していく。

札幌から東京23区までの乗車券×3枚。

札幌から東京23区までの乗車券×3枚。

札幌から函館までの自由席特急券×3枚。
もちろん、指定席は満席だった。
もちろん、指定席は満席だった。

函館から新青森までの自由席特急券×3枚。
こちらの指定席も満席。
こちらの指定席も満席。

新青森から大宮までの新幹線立ち席特急券×3枚。
新青森発の新幹線「はやぶさ/はやて」は全席指定で、もちろん指定席は満席。だが、新幹線立ち席特急券というものが用意されていて、それを購入する。乗るべき号車が指定されている。
新青森発の新幹線「はやぶさ/はやて」は全席指定で、もちろん指定席は満席。だが、新幹線立ち席特急券というものが用意されていて、それを購入する。乗るべき号車が指定されている。

21時40分、バスターミナル窓口が営業再開。予約していた夜行バスの乗車券を購入。大人6000円。
23時00分、稚内バスターミナルを出発。

3列シートで脚が伸ばせるタイプの夜行バスでよかった。トイレも付いている。
23時00分、稚内バスターミナルを出発。

3列シートで脚が伸ばせるタイプの夜行バスでよかった。トイレも付いている。

8月18日5時頃、苗穂駅前に到着するというアナウンスで起床。大通バスセンターを経由し、5時30分、予定通りに札幌駅前に到着する。

身体はそれほど痛くない。このまま列車に乗っていけそうだ。

身体はそれほど痛くない。このまま列車に乗っていけそうだ。

旅行2日目に立ち寄った札幌駅に戻ってきた。

ピンチは続く。
前日、函館線の八雲~山越駅間で貨物列車が流木と接触し脱線したという情報が入っていたが、札幌駅の改札で、まだ復旧していないことが分かる。
前日、函館線の八雲~山越駅間で貨物列車が流木と接触し脱線したという情報が入っていたが、札幌駅の改札で、まだ復旧していないことが分かる。

7時に函館行きの臨時特急が発車するという。

8両編成で、グリーン車以外は自由席ということなので、ホームで順番待ちする。

7時、予定通り、臨時列車が発車する。八雲駅から代行バスで森駅まで向かい、そこから再び列車に乗って、11時30分には函館に到着するというアナウンスあり。

9時20分、八雲駅到着。
ここで代行バスに乗り換え、森駅へ向かう。
ここで代行バスに乗り換え、森駅へ向かう。

駅出口からバスに乗るまで、JR職員が傘を持って誘導してくれる。ご苦労様です。

代行バスで約1時間、森駅に到着する。

待機していた臨時列車に乗り込む。

ここで次のピンチが襲ってくる。
10時08分頃、東山駅~姫川駅間において土砂が流入し、列車が運行できないとのアナウンスが入る。

ここで次のピンチが襲ってくる。
10時08分頃、東山駅~姫川駅間において土砂が流入し、列車が運行できないとのアナウンスが入る。

詳しい状況が分からず、海外からの旅行者も多く、どうなるかと心配したが、意外と皆さん冷静。
森駅から函館駅まで代行バスが出ることが決まる。
森駅から函館駅まで代行バスが出ることが決まる。
ただ、この時点で、予約していた立ち席特急券の「はやて」には乗れないことが明白になった。果たして今日中に帰れるのだろうか。不安がよぎる。

国道5号から函館新道へ入り、五稜郭駅を経て函館駅に到着する。
函館駅の改札は、切符の変更をする乗客で一杯だ。
函館駅の改札は、切符の変更をする乗客で一杯だ。


函館駅には事故の模様が張り出されている。

スーパー白鳥34号は、1時間後の13時56分に函館を発車し、15時59分に新青森に到着。16時15分のはやぶさ14号に接続する。
新青森から大宮まで3時間あまり座れないことを考えると、気が滅入る。

スーパー白鳥34号は、1時間後の13時56分に函館を発車し、15時59分に新青森に到着。16時15分のはやぶさ14号に接続する。
新青森から大宮まで3時間あまり座れないことを考えると、気が滅入る。

途中、混雑や乗客救出のために停車駅を増やしたことにより、新青森到着が7分ほど遅れる。
ようやく本州に戻ってきたわけだが、利尻空港で欠航を知らされてから実に28時間を要した。
ようやく本州に戻ってきたわけだが、利尻空港で欠航を知らされてから実に28時間を要した。
新幹線改札はスルーパス。しかし、はやぶさ14号はデッキに溢れるほどの乗客がおり、乗り込むことを断念。立ったまま大宮へ行くほどの体力は無い。


次の16時34分発の「はやて88号」は臨時列車であり、スーパー白鳥とは接続していない。
新青森駅ではイー・モバイルが接続できたので、E5系の座席配置を検索する。多目的室がある5号車が最もデッキが広いので、その位置に並ぶ。デッキが空いていることを祈りつつ。
新青森駅ではイー・モバイルが接続できたので、E5系の座席配置を検索する。多目的室がある5号車が最もデッキが広いので、その位置に並ぶ。デッキが空いていることを祈りつつ。

幸いにして5号車のデッキは空いていた。
森岡駅で混雑するかと思ったが、大宮まで最大で8名ほどで、バッグを椅子にして座って帰ることができた。
森岡駅で混雑するかと思ったが、大宮まで最大で8名ほどで、バッグを椅子にして座って帰ることができた。
大宮駅到着は19時50分。夕食を済ませて、帰宅したのは22時近くでああった。
だれも怪我も病気もすること帰宅できて良かった。また、帰路を計画し、最後まで落ち着いて行動したこぱふぅの成長に感心させられた。
だれも怪我も病気もすること帰宅できて良かった。また、帰路を計画し、最後まで落ち着いて行動したこぱふぅの成長に感心させられた。
(この項おわり)