北海道脱出 28時間

2013年8月17日~18日 撮影
北海道旅行の最後は、大雨による航空機欠航と鉄道事故というハプニングに見舞われ、1500km あまりの行程を当初の予定から 30 時間余計に時間を費やして帰宅することになった。
利尻空港
正午過ぎ、定期観光バスによる利尻島内一周観光を終え、利尻空港(北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字本泊 1143番地)に到着する。
登場予定だった ANA 4390 便(利尻 14:35→千歳 15:25)が欠航であることが告げられる。
利尻島 関連
利尻空港
ANA カウンターで乗り継ぎ便(千歳 16:30→羽田 18:05)のキャンセルを行い、帰京方法を相談するが、帰省ラッシュの影響で航空機はすべて満席。JAL、スカイマークの成田便、茨城便も満席。
バスやフェリーを使う手もあるが、それでは月曜日の会社に間に合わない。
ANA から渡された案内にしたがい、夕方のフェリーで稚内に戻り、夜行バス(宗谷バス、銀嶺バス共同運行)で札幌へ向かうことにする。

来る時に接岸したフェリーターミナル(鴛泊 (おしどまり) )が仮設だったので、食事やトイレの不安があり、まずは空港でできることを片付けていくことにする。

まずは携帯電話で夜行バスを予約する。
こぱふぅがカウンターから時刻表をを借りてきて、札幌から東京までの列車と時刻を調べ上げていく。
稚内駅みどりの窓口に電話し、新青森からの新幹線立ち席特急券を予約できるかどうかを確認する。みどりの窓口は 22 時まで営業しているので、直接買いに来てほしいとのこと。
流木による貨物列車脱線事故で、札幌駅~函館駅間が不通になっているというニュースが入ってくる。明日には復旧することを祈るしかない。

ここまで段取りをして、14 時頃、利尻空港 2階の喫茶店「RISHIRI」にて遅い昼食(昆布ラーメン)をとる。
利尻空港
路線バスでフェリーターミナルへ向かう。

大雨にもかかわらず、ハードランドフェリーは定刻通り 17 時 35 分に出航し、18 時 15 分に稚内に到着した。
稚内駅
稚内フェリーターミナルを通る路線バスが終わっていたため、タクシーで稚内駅(北海道稚内市中央 3 丁目6)へ向かう。
稚内駅
上りの最終列車が出た後で、みどりの窓口は 20:40頃まで休止とのこと。
稚内駅
再開発でできたキタカラの 2階が涼しかったので、そこで時間を潰す。
1階のセイコーマートは 24 時まで営業。夕食の心配は解消した。
稚内駅
みどりの窓口が営業再開。東京までの乗車券、特急券などを購入していく。

札幌から東京 23 区までの乗車券×3 枚。
稚内駅
札幌から函館までの自由席特急券×3 枚。
もちろん、指定席は満席だった。
稚内駅
函館から新青森までの自由席特急券×3 枚。
こちらの指定席も満席。
稚内駅
新青森から大宮までの新幹線立ち席特急券×3 枚。
新青森発の新幹線「はやぶさ/はやて」は全席指定で、もちろん指定席は満席。だが、新幹線立ち席特急券というものが用意されていて、それを購入する。乗るべき号車が指定されている。
稚内駅
21 時 40 分、バスターミナル窓口が営業再開。予約していた夜行バスの乗車券を購入。大人 6000 円。
23 時 00 分、稚内バスターミナルを出発。

3 列シートで脚が伸ばせるタイプの夜行バスでよかった。トイレも付いている。
札幌駅
8 月 18 日 5 時頃、苗穂駅前に到着するというアナウンスで起床。大通バスセンターを経由し、5 時 30 分、予定通りに札幌駅前に到着する。

身体はそれほど痛くない。このまま列車に乗っていけそうだ。
札幌駅
旅行2 日目に立ち寄った札幌駅に戻ってきた。
札幌駅
ピンチは続く。
前日、函館線の八雲~山越駅間で貨物列車が流木と接触し脱線したという情報が入っていたが、札幌駅の改札で、まだ復旧していないことが分かる。
札幌駅
7 時に函館行きの臨時特急が発車するという。
札幌駅
8 両編成で、グリーン車以外は自由席ということなので、ホームで順番待ちする。
札幌駅
7 時、予定通り、臨時列車が発車する。八雲駅から代行バスで森駅まで向かい、そこから再び列車に乗って、11 時 30 分には函館に到着するというアナウンスあり。
八雲駅
9 時 20 分、八雲駅到着。
ここで代行バスに乗り換え、森駅へ向かう。
八雲駅
駅出口からバスに乗るまで、JR職員が傘を持って誘導してくれる。ご苦労様です。
森駅
代行バスで約 1 時間、森駅に到着する。
森駅
待機していた臨時列車に乗り込む。

ここで次のピンチが襲ってくる。
10 時 08 分頃、東山駅~姫川駅間において土砂が流入し、列車が運行できないとのアナウンスが入る。
森駅
詳しい状況が分からず、海外からの旅行者も多く、どうなるかと心配したが、意外と皆さん冷静。
森駅から函館駅まで代行バスが出ることが決まる。

ただ、この時点で、予約していた立ち席特急券の「はやて」には乗れないことが明白になった。果たして今日中に帰れるのだろうか。不安がよぎる。
函館駅
国道5 号から函館新道へ入り、五稜郭駅を経て函館駅に到着する。

函館駅の改札は、切符の変更をする乗客で一杯だ。
立ち席特急券の変更が可能かどうか、こぱふぅままぱふぅが改札に並び、パパぱふぅはホームへ向かう。幸い、次のスーパー白鳥34 号がホームに止まっており、何とか自由席 3 人分の座席を確保する。
函館駅
函館駅
函館駅には事故の模様が張り出されている。

スーパー白鳥34 号は、1 時間後の 13 時 56 分に函館を発車し、15 時 59 分に新青森に到着。16 時 15 分のはやぶさ 14 号に接続する。
新青森から大宮まで 3 時間あまり座れないことを考えると、気が滅入る。
新青森駅
途中、混雑や乗客救出のために停車駅を増やしたことにより、新青森到着が 7 分ほど遅れる。
ようやく本州に戻ってきたわけだが、利尻空港で欠航を知らされてから実に 28 時間を要した。

新幹線改札はスルーパス。しかし、はやぶさ 14 号はデッキに溢れるほどの乗客がおり、乗り込むことを断念。立ったまま大宮へ行くほどの体力は無い。
新青森駅
新青森駅
次の 16 時 34 分発の「はやて 88 号」は臨時列車であり、スーパー白鳥とは接続していない。
新青森駅ではイー・モバイルが接続できたので、E5 系の座席配置を検索する。多目的室がある 5 号車が最もデッキが広いので、その位置に並ぶ。デッキが空いていることを祈りつつ。
新青森駅
幸いにして 5 号車のデッキは空いていた。
森岡駅で混雑するかと思ったが、大宮まで最大で 8 名ほどで、バッグを椅子にして座って帰ることができた。

大宮駅到着は 19 時 50 分。夕食を済ませて、帰宅したのは 22 時近くでああった。
だれも怪我も病気もすること帰宅できて良かった。また、帰路を計画し、最後まで落ち着いて行動したこぱふぅの成長に感心させられた。
(この項おわり)
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