阪堺電車は地上最強

2018年9月7日 撮影
大和川検車区 - 阪堺電気軌道阪堺線
大和川検車区(我孫子道車庫)
阪堺電車 (はんかいでんしゃ) 大和川 (やまとがわ) 検車区(大阪府大阪市住吉区清水丘3丁目)は、阪堺電気軌道が所有するすべての車両が配属している。
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大和川の堤防の下にあることからこの名が付いているが、我孫子道 (あびこみち) 停留場に隣接していることから、我孫子道車庫と呼ばれることもある。北側に阪堺電気軌道本社がある。
1955年(昭和30年)頃までは100両以上を収容していたが、現在は半分以下となっている。

阪堺電車は、1897年(明治30年)5月の阪馬車鉄道株式会社を起源とする。1898年(明治31年)3月、起工式が行われ、1990年(平成2年)9月20日、天王寺西門前から東天下茶屋間の1.7kmが開業した。
1907年(明治40年)、電化の認可が下り、社名を浪速電車軌道株式会社に変更した。電化工事を進めるなか、1909年(明治42年)12月、南海鉄道と合併した。1910年(明治43年)10月1日、天王寺西門前~住吉神社前間の電化運転を開始した。

一方、1910年(明治43年)3月、阪堺電気軌道株式会社が設立された。1912年(明治45年)4月、現在の阪堺線が完成する。競合する南海鉄道とはげしい旅客誘致競争を行った結果、1915年(大正4年)6月、両社は合併し、南海鉄道阪堺線となった。

戦時中、南海鉄道と関西急行鉄道は合併し、近畿日本鉄道が発足する。戦後の1947年(昭和22年)3月、高野山電気鉄道株式会社が南海電気鉄道株式会社に社名変更する。
1980年(昭和55年)7月、あらたに阪堺電気軌道株式会社が設立され、南海電鉄から上町線と阪堺線の軌道事業を譲渡され、今日に至る。

2018年(平成30年)6月18日の大阪府北部地震の際、地震発生から約10分で運転を再開したことから、地上最強と呼ばれる。路線距離が短く、安全確認作業が早くできたためという。

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目的地:大和川検車区

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(この項おわり)
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