高茂岬、宇和海展望タワー、紫電改展示館

2022年5月27日 撮影

高茂岬

高茂岬
高茂岬
高茂岬 (こうもみさき) (愛媛県南宇和郡愛南町高茂)は、豊後水道に突出する愛媛県の最南端の岬で、100メートルを超える断崖が続く。ここから宇和海や高知の島々、はるか九州の山並みを展望でき、とくに夕日は絶景である。あたりには亜熱帯植物が一面に茂っており、豊かな緑に囲まれている。
高茂岬の大きな写真大きな写真
(2560×1678 ピクセル, 2233 Kbyte)
高茂岬
高茂岬
太平洋戦争中は、海軍呉鎮守府所属の高茂術所 (えいじょ) があり、約40名の兵士が常勤し、豊後水道に侵入する敵艦船に備え、海中に機雷を設置、水中聴音機での監視を日夜続けていた。
高茂岬の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 2190 Kbyte)

宇和海展望タワー

宇和海展望タワー
宇和海展望タワー
宇和海展望タワー(愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城5688)は、南予レクリエーション都市公園内にある高さ110メートルの展望タワーで、1977年(昭和52年)8月に完成した。

展望室はドーナツ形で、直径は約6.7メートル、高さは約6.5メートル、定員は65人。 展望室がゆるやかに回る回転昇降式で、地上107メートル、海抜260メートルの高さまで上昇する。

展望室から360度の眺望が開け、宇和海のリアス式海岸や、天気が良ければ九州の山々を望むことができる。
宇和海展望タワーの大きな写真大きな写真
(1606×2560 ピクセル, 1255 Kbyte)
宇和海展望タワー
宇和海展望タワー
巨大地震の耐震に問題があることから、2019年(令和元年)7月9日から展望室の運行を休止しており、再開の目処は立っていない。
宇和海展望タワーの大きな写真大きな写真
(1722×2560 ピクセル, 2156 Kbyte)

紫電改展示館

紫電改展示館
紫電改展示館
紫電改展示館(愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城5688番地)は、国内で現存する唯一の紫電改 (しでんかい) (旧日本軍の戦闘機)を展示する施設で、1980年(昭和55年)5月1日に開館した。
紫電改展示館の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1066 Kbyte)
紫電改展示館
紫電改展示館
展示されている紫電改は、1978年(昭和53年)11月に地元のダイバーが海底40メートルに横たわっているところを発見したもので、翌1979年(昭和54年)7月に引き上げられた。かなり痛んでいたが、不時着水没時の姿に復元された。
紫電改展示館の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 1401 Kbyte)
紫電改展示館
紫電改展示館
館内には、搭乗していたと思われるパイロットの写真や、機体とともに引き上げられた品々が展示されている。
紫電改展示館の大きな写真大きな写真
(2560×1342 ピクセル, 1218 Kbyte)
紫電改展示館
紫電改展示館
紫電改は、零戦に代わる新鋭機として1943年(昭和18年)末に開発がはじまった。水上戦闘機「強風」を陸上戦闘機化したもので、海軍のもっとも優れた戦闘機だったと言われている。
紫電改展示館の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 1375 Kbyte)
紫電改展示館
紫電改展示館
終戦までに415機が生産された。(零戦の生産数は10,430機)
終戦後の米空軍による試験では、燃料等を米軍機と合わせた場合、速力はどの米戦闘機にも劣らず、機銃威力は一番強いという結果が出ている。最高速度は620km/h(零戦は530~570km/h)、機銃の携行弾数は900発(零戦は500発)。
しかし、高高度性能が不足しており、B-29に対する有効な遊撃はできず、戦局に影響を与えるほどではなかった。
紫電改展示館の大きな写真大きな写真
(1280×1920 ピクセル, 860 Kbyte)
宇和海
宇和海
南予レクリエーション都市公園から宇和海を望む。
リアス式海岸を利用した養殖漁業が盛んで、とくに真珠やハマチ、マダイの養殖は全国有数のメッカとなっている。
宇和海の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 2026 Kbyte)

紫電改展示館への交通アクセス

【バス】
  • JR宇和島駅から城辺営業所または宿毛行きバスで1時間、「城辺営業所」下車、外泊行きに乗り換え15分、「展望タワー」下車、徒歩10分
【自動車】
  • 宇和島道路「津島岩松I.C.」から国道56号経由で30km

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
header