高茂岬
高茂岬(愛媛県南宇和郡愛南町高茂)は、豊後水道に突出する愛媛県の最南端の岬で、100メートルを超える断崖が続く。ここから宇和海や高知の島々、はるか九州の山並みを展望でき、とくに夕日は絶景である。あたりには亜熱帯植物が一面に茂っており、豊かな緑に囲まれている。
大きな写真
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太平洋戦争中は、海軍呉鎮守府所属の高茂術所があり、約40名の兵士が常勤し、豊後水道に侵入する敵艦船に備え、海中に機雷を設置、水中聴音機での監視を日夜続けていた。
宇和海展望タワー
巨大地震の耐震に問題があることから、2019年(令和元年)7月9日から展望室の運行を休止しており、再開の目処は立っていない。
紫電改展示館
展示されている紫電改は、1978年(昭和53年)11月に地元のダイバーが海底40メートルに横たわっているところを発見したもので、翌1979年(昭和54年)7月に引き上げられた。かなり痛んでいたが、不時着水没時の姿に復元された。
館内には、搭乗していたと思われるパイロットの写真や、機体とともに引き上げられた品々が展示されている。
終戦までに415機が生産された。(零戦の生産数は10,430機)
終戦後の米空軍による試験では、燃料等を米軍機と合わせた場合、速力はどの米戦闘機にも劣らず、機銃威力は一番強いという結果が出ている。最高速度は620km/h(零戦は530~570km/h)、機銃の携行弾数は900発(零戦は500発)。
しかし、高高度性能が不足しており、B-29に対する有効な遊撃はできず、戦局に影響を与えるほどではなかった。
終戦後の米空軍による試験では、燃料等を米軍機と合わせた場合、速力はどの米戦闘機にも劣らず、機銃威力は一番強いという結果が出ている。最高速度は620km/h(零戦は530~570km/h)、機銃の携行弾数は900発(零戦は500発)。
しかし、高高度性能が不足しており、B-29に対する有効な遊撃はできず、戦局に影響を与えるほどではなかった。
南予レクリエーション都市公園から宇和海を望む。
リアス式海岸を利用した養殖漁業が盛んで、とくに真珠やハマチ、マダイの養殖は全国有数のメッカとなっている。
リアス式海岸を利用した養殖漁業が盛んで、とくに真珠やハマチ、マダイの養殖は全国有数のメッカとなっている。
紫電改展示館への交通アクセス
【バス】
- JR宇和島駅から城辺営業所または宿毛行きバスで1時間、「城辺営業所」下車、外泊行きに乗り換え15分、「展望タワー」下車、徒歩10分
- 宇和島道路「津島岩松I.C.」から国道56号経由で30km
(この項おわり)