伊方ビジターハウスで原子力発電所の仕組みを学ぶ

2022年5月28日 撮影
伊方原発
伊方原発
伊方ビジターハウス(愛媛県西宇和郡伊方町九町字コチワキ3-204)は、伊方原子力発電所の南南西800メートルの国道上にある電力PR館である。館内から伊方原発を見ることができる。
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伊方ビジターハウス
伊方ビジターハウス
館内には、原子力発電所の縮小模型やモニターを使った説明コーナーがあり、原発の仕組みを視覚的に詳しく学ぶことができる。また、原子力発電に関する模型やパネル、ソーラーカーの展示や、屋外遊具施設もあり、子どもから大人まで遊んで楽しめるエネルギー資料館となっている。
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伊方原子力発電所は、1977年(昭和52年)9月に運転を開始した四国唯一の原発である。1号機から3号機まであり、合計202.2万kWの出力を有し、四国の電力需要の約4割を担ってきた。

2011年(平成23年)3月11日の福島第一原発事故後も稼動を続けていたが、同年4月末に3号機が定期検査に入り、9月には1号機も定期検査に入った。翌2012年(平成24年)1月、2号機が定期検査に入ったが、他の原子炉の再稼働が延期になったため、送電を停止する。
四国電力では、1号機の新規制基準適合のための対策や、安全対策を図るための工事に必要な技術や費用などを検討していたが、運転期間延長の認可申請を見送り、2016年(平成28年)3月に1号機の廃炉を発表、同年5月10日をもって廃止した。そして、2号機も需要の低迷などで、2018年(平成30年)5月23日に廃止した。
2022年(令和4年)1月24日、3号機の定期検査が完了し、定格出力89万kWで通常運転を再開した。

交通アクセス

【バス】
  • JR予讃線「伊予大洲駅」から伊予鉄バス・八幡浜・三崎特急 三崎港口行きで約1時間、「伊方ビジターズハウス」下車
伊方原発 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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