

MDR-EX85SL の前身である MDR-EX90SL を開発するにあたり、400人以上から採取した「耳型」を使ったという。ドライバーユニットを13.5mmと大型化したため、装着感や密閉度の低下を避けるため、独特のひねり型イヤーピースを用意しなければならなかったためだ。通常の2倍の開発期間が費やされたそうだ。
最初のうちは装着しづらいかもしれないが、慣れると、するするっと耳に入っていく。形状が違うので、左右を間違うことはない。
実際に地下鉄車内で使ってみると、いままでのインナーイヤホンの中でも目立って密閉度が高い。さすがに大江戸線の凶悪な騒音をシャットアウトするところまではいかないが、ボリュームを極端に上げなくても音楽を楽しむことはできる。
実際に地下鉄車内で使ってみると、いままでのインナーイヤホンの中でも目立って密閉度が高い。さすがに大江戸線の凶悪な騒音をシャットアウトするところまではいかないが、ボリュームを極端に上げなくても音楽を楽しむことはできる。

MDR-EX85SL は音響調整部品が6個と多い。このおかげもあり、音楽のジャンルを問わず、癖のない音で再生してくれる。

ケーブルが二股に分かれる部分が従来品とは逆さまになっている。このためなのか分からないが、ケーブルが絡みにくい。また、コネクタとハウジングの双方に断線防止加工が施されている。
スーツのポケットに Bluetooth レシーバーごと突っ込んでいる者にとって、ありがたい配慮である。


ケーブルが二股に分かれる部分が従来品とは逆さまになっている。このためなのか分からないが、ケーブルが絡みにくい。また、コネクタとハウジングの双方に断線防止加工が施されている。
スーツのポケットに Bluetooth レシーバーごと突っ込んでいる者にとって、ありがたい配慮である。

使用ユニットサイズ | 直径 13.5 mm |
再生周波数帯域 | 5~24,000 Hz |
インピーダンス | 16 Ω |
感度 | 105 dB/mW |
接続コード長 | 0.5 m |
質量(コード除く) | 約 6 g |
付属品 | 延長コード(1m) イヤーピース(3サイズ) イヤーレシーバーホルダー キャリングポーチ |
本体カラー | ブラック,ホワイト,バイオレット,レッドの4色 |
参考サイト
- 開発者に聞くN・U・D・Eシリーズ最高峰「MDR-EX90SL」:ITmedia
(この項おわり)
都内交通機関の中で最悪の騒音を誇る都営地下鉄大江戸線の車内では、耳に直接入ってくる雑音をシャットアウトしない限り、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンも大した役には立たない。といって、ただでさえ狭い車内で密閉型ヘッドフォンをするのも周囲の迷惑である。特殊な形状で密閉度が高いと評判の RP-HJE50 は、どこまで役に立つのか、楽しみである。