『楽園の泉』――宇宙エレベータと人工知能が登場する古典SF

アーサー・C・クラーク=著/山高昭=訳
表紙 楽園の泉
著者 アーサー・チャールズ・クラーク/山高昭
出版社 早川書房
サイズ 文庫
発売日 2006年01月
価格 990円(税込)
ISBN 9784150115463
彼らは、ひどい自信過剰の発作をおこして、『神学大全』の全文をこっそり送信したのだが、それがとんでもないことになったのである……。(136ページ)

概要

宇宙エレベータ
宇宙エレベータ(軌道エレベータ)が舞台装置として登場するSFの古典だ。宇宙エレベータの物理学はもちろんのこと、20世紀末になって発見され、宇宙エレベータの素材に最も適していると言われるカーボンナノチューブをも予言している。
一方で、地球外知的生命体が送り込んだ人工知能を搭載した無人探査機「スターグライダー」が宗教を論破する下りが面白い。

アーサー・C・クラークならではのウィットに富んだSFは、発刊から30年を経た後でも楽しく読むことができる。
(2009年2月25日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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