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葬式は、要らない | ||
著者 | 島田裕巳 | ||
出版社 | 幻冬舎 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2010年01月 | ||
価格 | 814円(税込) | ||
ISBN | 9784344981584 |
葬式が贅沢だというのは、法的にその実施が規定されていないからである。(26ページ)
概要

日本人の葬儀費用は平均231万円。これはイギリスの12万円、韓国の37万円と比較して格段に高い。浪費の国アメリカでさえ44万円だ。実際、欧米の映画等で見る葬式はシンプルで、金をかけているように見えない。
法律では葬式を営むことを定めていないという話は盲点であった。「葬式だけではなく墓の否定、つまり墓を作らないことも可能」(23ページ)であるという。なぜなら、「墓理法では、遺骨の埋葬は墓地以外の場所で行ってはならないと規定されているだけ」(23ページ)だからだ。
半ばインフレを起こしている戒名料についても、歴史と経済的見地から分析がなされている。

葬式が要らないとは思わないが、自分が喪主になった時、また自分自身の葬式の時、どのくらいの予算で葬式をあげるか事前に考えておいた方が良さそうである。
半ばインフレを起こしている戒名料についても、歴史と経済的見地から分析がなされている。

葬式が要らないとは思わないが、自分が喪主になった時、また自分自身の葬式の時、どのくらいの予算で葬式をあげるか事前に考えておいた方が良さそうである。
(2010年7月24日 読了)
参考サイト
- 葬式は、要らない:幻冬舎
- 2033年問題で火葬炉がパンクする?:ぱふぅ家のホームページ
- 『日本人の死に時』(久坂部羊,2007年01月)
(この項おわり)