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なぜケータイ小説は売れるのか | ||
著者 | 本田透 | ||
出版社 | SBクリエイティブ | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2008年02月 | ||
価格 | 770円(税込) | ||
ISBN | 9784797344028 |
ケータイ小説は大衆芸能であり、大衆小説であり、「物語」である。(184ページ)
概要

私はケータイ小説というものを呼んだことがない。その意味では著者が言うに、「この本は、ケータイ小説を読んだことはないが、『どういうもので、どうして売れているのか』という興味を抱いている人、最近話題になっているので気にはなっているけれど今から何をどう読めばいいのか分からない、いきなり実物を読むのは億劫だという人に向けてのケータイ小説市場に関するガイドブック、入門書として書いてみた」(4ページ)にジャストフィットする読者である。
本書によると、ケータイ小説では必ず7つの大罪が扱われるという。すなわち

ケータイ小説を読んだことのない人間が偉そうなことは言えないが、小説やライトノベルの市場が飽和した結果誕生したのが、ケータイ小説であるように感じる。
「事実は小説より奇なり」というが、15年前のオウム真理教や阪神・淡路大震災を契機に、小説より奇異な事件が相次いでいる。
これを受け止めたのが、リアル系・実話系を扱うケータイ小説だったのだろう。
- 売春
- レイプ
- 妊娠
- 薬物
- 不治の病
- 自殺
- 真実の愛

ケータイ小説を読んだことのない人間が偉そうなことは言えないが、小説やライトノベルの市場が飽和した結果誕生したのが、ケータイ小説であるように感じる。
「事実は小説より奇なり」というが、15年前のオウム真理教や阪神・淡路大震災を契機に、小説より奇異な事件が相次いでいる。
これを受け止めたのが、リアル系・実話系を扱うケータイ小説だったのだろう。
(2010年5月6日 読了)
参考サイト
- なぜケータイ小説は売れるのか:ソフトバンククリエイティブ
- PHPで原稿の文字数・行数を数える:ぱふぅ家のホームページ
- 『コンピュータが連れてきた子どもたち』(戸塚滝登,2005年12月)
- 『なぜケータイ小説は売れるのか』(本田透,2008年02月)
- 『ウェブはバカと暇人のもの』(中川淳一郎,2009年04月)
- 『レイヤー化する世界』(佐々木俊尚,2013年06月)
(この項おわり)