『ガンプラ開発戦記』――なぜ社会問題になるほどのブームに

猪俣謙次・加藤智=著
表紙 ガンプラ開発戦記
著者 猪俣謙次/加藤智
出版社 アスキー・メディアワークス
サイズ 新書
発売日 2010年12月
価格 817円(税込)
rakuten
ISBN 9784048702164
異変を最初に知らせたのは九州だった。新春初売りの初日、わずか1日で店頭在庫はおろか倉庫ストック分も含めて、全ての模型売り場からガンプラがきれいサッパリと無くなったのだ。(85ページ)

概要

ガンダムベース東京
ガンダムベース東京
20代の商社勤務時代にガンダムと遭遇した猪俣謙次さんと、パンダイ模型でパッケージデザイン等を担当していた加藤智さんによる、ガンプラブームにまつわるドキュメンタリー。バンダイはどうやってガンダムの版権を獲得したのか、なぜガンプラは1/144や1/100といったスケールなのか、といった疑問を、当時、ブームの内側にいたからこそ答えることができる内容になっている。
また、本書ではガンプラに先行する「宇宙戦艦ヤマト」のプラモデルについても誌面を割いている。
ガンダムの本放映とガンプラブームについては、大和田秀樹の漫画『ガンダム創世』(ガンダムエース連載,単行本『機動戦士ガンダムさん』に収録)がデフォルメされていて面白い。
(2011年7月11日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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