Windows 10 が April 2018 Update に

2018年5月 導入
Windows 10 Pro April 2018 Update
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Windows 10 のメジャーアップデートである April 2018 Update(バージョン1803)が、2018年(平成30年)4月30日から配信開始。手元のPCは5月25日にアップデートされた。ダウンロード後、更新に要する時間は1時間弱であった。

開発段階では「Redstone 4(RS4)」と呼ばれていたが、リリース直前にバグが見つかるなどして、4月中のリリースが危ぶまれていた。なんとか月末に配信開始はしたものの、Intel製SSDを搭載したデバイスがクラッシュしたり(5月23日解決)、Dell製Alienwareシリーズにインストールできないなど、問題は残っている。

October 2018 Update (Redstone 5)

2018年(平成30年)10月2日(現地時間)、October 2018 Update(バージョン1809)の提供が始まった。前回同様、AIを使ったローリングアウト方式を採用し、全対象ユーザーに行き渡るには数日かかる見込み。

April 2018 Update (Redstone 4)

Windows 10 Pro April 2018 Update
Fall Creators Update で搭載予定だったタイムラインが実装された。過去にさかのぼり、使ったファイルやウェブサイトを見る事ができる履歴機能である。
Windows 10 Pro April 2018 Update
Windowsスタートボタンの右にあるフィルムのようなアイコンをクリックする。
すると、デスクトップが左図のように変化し、右側のスライドバーを使って、現在から過去へと自在に遡ることができる。
Windows 10 Pro April 2018 Update
タイムライン機能は、Microsoftアカウントで結びつけられたOffice 365やEdgeブラウザの履歴であれば、AndroidやiOS上で作業していた履歴も、クラウド経由で遡ることができる。つまり、Microsoftアカウントが共通であれば、デバイスをまたいで作業を引き継ぐことができる。
作業のためのデバイスを選ばないという利便性がある半面、作業中のファイルが外部に漏れるリスクをはらんでいる。リスクを選びたくなければ、「設定→プライバシー→アクティビティの履歴」を選び、「WindowsでこのPCからアクティビティを収集する」をOFFにすればいい。
Windows 10 Pro April 2018 Update
2019年5月の改元に先駆け、レジストリ [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras] の内容が左図のようになった。
また、近くにあるWindows 10デバイスを見つけて、簡単にファイルを共有できる「近くの共有(Nearby Share)」機能が搭載された。Appleの AirDrop に似ている。

Edgeブラウザも強化した。作業への集中に関しては、ブラウザにオーディオアイコンが加わり、音声が再生されているタブをミュート、ミュート解除に設定できるようになっている。

参考サイト

(この項おわり)
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