シリーズ概要
『蜘蛛ですが、なにか?』は、馬場翁さんの なろう系ライトノベルを原作として、かかし朝浩が作画を担当し、2015年12月から「ヤングエースUP」にWeb連載している漫画で、角川コミックス・エースから単行本として刊行している。2021年1月からアニメ24話が放映された
異世界で戦う勇者と魔王が放った魔法が自らを消滅させるだけでなく、次元の壁を突き抜けて日本の高校の教室を全滅させ、彼らは記憶を保ったまま魂だけ異世界へ送り込まれる。異世界最大の迷宮「エルロー大迷宮」で目覚めた主人公の〈私〉が転生した姿は、レベル1の小さな蜘蛛だった⁉
目次
蜘蛛ですが、なにか? 第1巻
私「私は私自身が逃げ続けることを許せそうにない」
古文の授業中に意識を失ったゲーム好きで(自称)底辺女子高校生の〈私〉――気がついてみると、目の前には巨大蜘蛛軍団。これは、アレか!? まさかの、ネットで流行の転生か!? ないわ~~転生にしたって、蜘蛛とかないわ~~しかも周囲の蜘蛛は仲間を食べている。こいつはとんだカーニバァア~~「逃げる」コマンドを選択。生き残ることだけを考える〈私〉だった――。

脳内に聞こえてきた「現在、取得スキルポイントは100です」という声。それにしたがって〈鑑定:レベル1〉を獲得する。だが役に立たない。蜘蛛だから糸を吐ける。その糸を使ってマイホームづくり。理想的なひきこもり空間のできあがり。空腹に耐えかねて仲間の蜘蛛を食い尽くすと、〈禁忌:LV1〉〈外道魔法:LV1〉を獲得。蜘蛛の巣にかかる魔物を食らううちに、〈私〉はスモールレッサータラテクト:LV1にレベルアップし、体力が完全回復。

ある日、人間の冒険者たちがやって来て、〈私〉のマイホームは焼かれてしまう。自分のための居場所を奪われた〈私〉は、これ以上、誇りを汚されないように強くなることを誓う。
さらに魔物と戦い、食らい続け、進化の時が訪れ、〈私〉はスモールタラテクトを選択するのだった。
脳内に聞こえてきた「現在、取得スキルポイントは100です」という声。それにしたがって〈鑑定:レベル1〉を獲得する。だが役に立たない。蜘蛛だから糸を吐ける。その糸を使ってマイホームづくり。理想的なひきこもり空間のできあがり。空腹に耐えかねて仲間の蜘蛛を食い尽くすと、〈禁忌:LV1〉〈外道魔法:LV1〉を獲得。蜘蛛の巣にかかる魔物を食らううちに、〈私〉はスモールレッサータラテクト:LV1にレベルアップし、体力が完全回復。
ある日、人間の冒険者たちがやって来て、〈私〉のマイホームは焼かれてしまう。自分のための居場所を奪われた〈私〉は、これ以上、誇りを汚されないように強くなることを誓う。
さらに魔物と戦い、食らい続け、進化の時が訪れ、〈私〉はスモールタラテクトを選択するのだった。
蜘蛛ですが、なにか? 第2巻
私「無関係じゃない。無関心でもいられない。ここで、私は生きていくんだ」
深い縦穴を落ちてゆく〈私〉の前に地龍アラバ:LV31が現れる。絶対に戦ってはいけない相手だ。
〈私〉は「エルロー大迷宮」の最下層で、以前のものより頑丈な巣をつくり、引っかかる魔物を次々と食っていく。だが、再び地龍アラバが現れ、ブレスを放って、〈私〉の巣を紙のように燃やし尽くす。
ある日、猿の魔物の集団が現れ――。
〈私〉は「エルロー大迷宮」の最下層で、以前のものより頑丈な巣をつくり、引っかかる魔物を次々と食っていく。だが、再び地龍アラバが現れ、ブレスを放って、〈私〉の巣を紙のように燃やし尽くす。
ある日、猿の魔物の集団が現れ――。
蜘蛛ですが、なにか? 第3巻
私「ナマズ美味しい」
猿の魔物の集団を辛くも撃退した〈私〉は、エルロー大迷宮の中層へ上る道を発見する。中層はエリア全体がマグマの流れる灼熱の地形だった。そこで、希少種のスモールポイズンタラテクトに進化する。そして、「神へ至らんとするn%の力」とされる傲慢を獲得する。
火や熱に耐性のある魔物を次々に倒しては食べる〈私〉だった――。
火や熱に耐性のある魔物を次々に倒しては食べる〈私〉だった――。
蜘蛛ですが、なにか? 第4巻
私「この世界は 何かおかしい」
エルロー大迷宮の中層で化け物との死闘を続ける〈私〉は、ゾア・エレに進化する。各種ポイントも大幅アップ。だが、禁忌もLV5に。さらに魔物を倒しては食べるを続けた〈私〉は、並列意思を手に入れた。体担当と情報担当に分かれて、効率的な攻撃ができるようになる。

スキル〈鑑定〉がLV10になりカンストした〈私〉は、「こう‥‥〈叡智〉とかさ‥‥“知識を司る者”的な進化を期待してたのよ」と愚痴ると、「要請を上位管理者“D”が受諾しました。スキル〈叡智〉を構築中です」という声が頭の中を響き渡る‥‥〈私〉は、この異世界のおかしさにあらためて気付く――この世界がゲームみたいなものだとしたら、楽しんでるのは私じゃなくて、それを観察している“管理者”の方じゃないか。私はそのゲームの登場人物の一人ってか?
並列意思がレベルアップし、魔法担当が加わるとともに、オートマッピング(機能?)が追加になった。
スキル〈鑑定〉がLV10になりカンストした〈私〉は、「こう‥‥〈叡智〉とかさ‥‥“知識を司る者”的な進化を期待してたのよ」と愚痴ると、「要請を上位管理者“D”が受諾しました。スキル〈叡智〉を構築中です」という声が頭の中を響き渡る‥‥〈私〉は、この異世界のおかしさにあらためて気付く――この世界がゲームみたいなものだとしたら、楽しんでるのは私じゃなくて、それを観察している“管理者”の方じゃないか。私はそのゲームの登場人物の一人ってか?
並列意思がレベルアップし、魔法担当が加わるとともに、オートマッピング(機能?)が追加になった。
蜘蛛ですが、なにか? 第5巻
私「たとえ言葉が通じたとしても、私は他人と会話するのが大の苦手だ」
〈私〉の前に火龍レンドが立ちはだかる。〈私〉は、謎の魔法「地獄門」を使って辛うじて倒すが‥‥。

蜘蛛ですが、なにか? 第6巻
管理者“D”「これからも精々あがいて、私を楽しませてください」
〈私〉の前に黒づくめの男が空間転移してきた。男が何をしゃべっているのかわからない。すると、何もない空間からスマホが落ちてきた。男は再び転移して消えると、スマホから管理者“D”を名乗る女性の声、しかも日本語――。
“D”は「あなたは見ていて飽きませんから」と語り、〈私〉が目的をたずねると、「ただの娯楽です。意味も目的もありません」と答える。そして、「これからも精々あがいて、私を楽しませてください」と言い残し、スマホごと消えてしまう。

〈私〉は気を取り直し、火龍を完食し、上層への登り道を発見する。
上層で狩りを続ける〈私〉はエデ・サイネに進化するが、同時に禁忌LV10に到達する。〈私〉は魔王軍が人族を滅ぼそうと会議をしている夢を見た。そして、「この世界はもうほとんど滅びかけている」こと、黒づくめの男が管理者でギュリエディストディエスという名前であることを知った。
〈私〉は配列意思たちをマザーへ送り込むと、地龍アラバを倒すために、ふたたび下層へ向かった――。
“D”は「あなたは見ていて飽きませんから」と語り、〈私〉が目的をたずねると、「ただの娯楽です。意味も目的もありません」と答える。そして、「これからも精々あがいて、私を楽しませてください」と言い残し、スマホごと消えてしまう。
〈私〉は気を取り直し、火龍を完食し、上層への登り道を発見する。
上層で狩りを続ける〈私〉はエデ・サイネに進化するが、同時に禁忌LV10に到達する。〈私〉は魔王軍が人族を滅ぼそうと会議をしている夢を見た。そして、「この世界はもうほとんど滅びかけている」こと、黒づくめの男が管理者でギュリエディストディエスという名前であることを知った。
〈私〉は配列意思たちをマザーへ送り込むと、地龍アラバを倒すために、ふたたび下層へ向かった――。
蜘蛛ですが、なにか? 第7巻
私「ついに人間を殺ってしまったか‥‥」
下層の巣で悪夢にうなされる〈私〉の前に、マザーの配下、アークタラテクトLV3と3匹のグレータータラテクト、無数の蜘蛛の大群が押し寄せる――。
蜘蛛の大群を殲滅し、蜂たちを葬った〈私〉の前に、人間の兵士たちが現れ、ふたたび巣を焼かれる。

一方、レングザンド帝国の国境要塞では、転移魔法で辛うじて〈私〉から逃げ延びた大魔法使いロナントと、彼を護ろうとして瀕死の重傷を負った召喚士ブイリムスがいた。
蜘蛛の大群を殲滅し、蜂たちを葬った〈私〉の前に、人間の兵士たちが現れ、ふたたび巣を焼かれる。
一方、レングザンド帝国の国境要塞では、転移魔法で辛うじて〈私〉から逃げ延びた大魔法使いロナントと、彼を護ろうとして瀕死の重傷を負った召喚士ブイリムスがいた。
蜘蛛ですが、なにか? 第8巻
私「私のトラウマを刻んだこの場所でお前を倒し、“誇り”を取り戻す!!」
ついに、〈私〉と地龍アラバの血戦が始まる――全力を尽くしてアラバを倒した〈私〉だったが、なぜこんなに後味が悪いんだ‥‥。〈私〉は地上への登り道を一人歩いて行く。
地上に出た〈私〉を追ってマザーと眷属の大群が現れる。

地上に出た〈私〉を追ってマザーと眷属の大群が現れる。
蜘蛛ですが、なにか? 第9巻
私「死んでたまるか!!」
〈私〉はエルロー大迷宮の中層へ逃れるが、そこでステータスが1万超えのパペットに行く手を阻まれる。「死んでたまるか!!」と、〈私〉は残った邪眼を全て発動し、長距離転移で窮地から逃れる。そこでザナ・ホロワに進化し、スキル〈不死〉を獲得する。突然、〈不死〉に至ったお祝いだと、管理者“D”の声を伝えるスマホが現れる。“D”は、先代の勇者と魔法が戦った結果、エネルギーが世界の壁を越えて暴走し、〈私〉たちの教室の25人を吹き飛ばしたことを語った。“D”は、25人全員の魂を、この異世界に転生させたという。だが、〈私〉たちのは先生を容れて26人だったはず‥‥。

再び地上に出た〈私〉は、海水浴と漁業に勤しんでいた。そこへ並列意思から「今すぐ逃げろ!!」という警告が‥‥空からオリジンタラテクトLV139:アリエルが降ってきた。称号〈魔王〉を持つ存在。始祖の蜘蛛、蜘蛛族の頂点――。言葉も通じず、〈私〉は為す術もなく魔王の一撃で消し飛んだ。
頭部だけとなった〈私〉は、水龍を倒し、身体を回復させた。一方、並列意思たちによるマザーの弱体化は着実に進んでいた――
再び地上に出た〈私〉は、海水浴と漁業に勤しんでいた。そこへ並列意思から「今すぐ逃げろ!!」という警告が‥‥空からオリジンタラテクトLV139:アリエルが降ってきた。称号〈魔王〉を持つ存在。始祖の蜘蛛、蜘蛛族の頂点――。言葉も通じず、〈私〉は為す術もなく魔王の一撃で消し飛んだ。
頭部だけとなった〈私〉は、水龍を倒し、身体を回復させた。一方、並列意思たちによるマザーの弱体化は着実に進んでいた――
蜘蛛ですが、なにか? 第10巻
私「世界の平和と私の成長のため、盗賊は経験知になってもらうわ!!」
〈私〉とマザーの戦いの結末は‥‥。そして、並列意思の体担当はどこへ消えたのか?
再び地上に戻った〈私〉は、ひょんなことから赤ん坊=人族吸血鬼LV1:ソフィア・ケレン=を助ける。彼女は転生者だった。
彼女はケレン領主の娘だった。彼女を狙うエルフを倒した〈私〉は、領主から崇められるようになる。〈私〉が、一人のオッサンを殺したことから、オウツ軍がケレン領のあるサリエーラ国に攻め込んできた。オウツ軍を攻撃する〈私〉の前に、ふたたび魔王が現れるtr円天。
再び地上に戻った〈私〉は、ひょんなことから赤ん坊=人族吸血鬼LV1:ソフィア・ケレン=を助ける。彼女は転生者だった。
彼女はケレン領主の娘だった。彼女を狙うエルフを倒した〈私〉は、領主から崇められるようになる。〈私〉が、一人のオッサンを殺したことから、オウツ軍がケレン領のあるサリエーラ国に攻め込んできた。オウツ軍を攻撃する〈私〉の前に、ふたたび魔王が現れるtr円天。
蜘蛛ですが、なにか? 第11巻
魔王「魔法少女☆アリエルちゃん、華麗に参上~~💕」
魔王の前に、勇者の称号を持つ男の子=人族LV14:ユリウス・ザガン・アナレイトが立ち塞がる。〈私〉、魔法、勇者の三すくみの中、魔王は〈私〉に深遠魔法を放ち、〈私〉は滅ぼされた‥‥。
が、〈私〉は保険として仕込んでいた眷属に乗り移ることで復活した。そこへ、管理者ギュリエディストディエスが現れ、アリエルへの手出しを止めてほしい、人族との関わりを無くしてほしいなどの願いを述べるが、〈私〉はことごとく拒否した。ギュリエディストディエスは「では、私は為すべき事を為すとしよう」と言って去って行く。
ギュリエディストディエスが持ってきた龍を食べ、〈私〉は、上半身は人、下半身は蜘蛛という形態のアラクネに進化した。

〈私〉は地上に戻ると、ケレン領主と吸血鬼ソフィアを襲っていたエルフの一団と戦い始まる。エルフを率いているボティマス・ハァイフェナスの左腕から現れたのは、紛れもない銃だった。
ピンチの〈私〉を助けたのは魔王アリエルだった。並列意思の体担当が混じったアリエルは、日本語をしゃべり、〈私〉と手を組むことになった。魔王と〈私〉は、吸血鬼ソフィアと召使いメラゾフィスをともない魔族領へ向かう――。
が、〈私〉は保険として仕込んでいた眷属に乗り移ることで復活した。そこへ、管理者ギュリエディストディエスが現れ、アリエルへの手出しを止めてほしい、人族との関わりを無くしてほしいなどの願いを述べるが、〈私〉はことごとく拒否した。ギュリエディストディエスは「では、私は為すべき事を為すとしよう」と言って去って行く。
ギュリエディストディエスが持ってきた龍を食べ、〈私〉は、上半身は人、下半身は蜘蛛という形態のアラクネに進化した。
〈私〉は地上に戻ると、ケレン領主と吸血鬼ソフィアを襲っていたエルフの一団と戦い始まる。エルフを率いているボティマス・ハァイフェナスの左腕から現れたのは、紛れもない銃だった。
ピンチの〈私〉を助けたのは魔王アリエルだった。並列意思の体担当が混じったアリエルは、日本語をしゃべり、〈私〉と手を組むことになった。魔王と〈私〉は、吸血鬼ソフィアと召使いメラゾフィスをともない魔族領へ向かう――。
蜘蛛ですが、なにか? 第12巻
私「そんなイヤなら、死ねばいいじゃん」
魔王から肉料理の手ほどきを受けた〈私〉は、ついでに魔王が作りだしたパペットを魔改造。メラゾフィスが辛気くさいということで、魔王と〈私〉は飲み会を始める。メラゾフィスに講釈を垂れる〈私〉だったが、酒癖は悪かった‥‥。
管理者ギュリエディストディエスが現れ、〈私〉の眷属がケレン領を襲っているのを止めてほしいという。眷属を率いて街を襲っている並列意思たちは〈私〉に、「人族なんて皆殺しにした方がいいじゃん」と言う。〈私〉は意見が合わなくなった並列意思たちを殲滅し、自らに取り込む。

街へ買い出しに出ていた魔王たちが戻り、ギュリエディストディエスを交えて飲み会が始まる。この世界の崩壊を自ら犠牲となって食い止めている女神サリエリへの想いから、魔王は人類を憎んでいた。それが並列意思たちへと伝搬したのだった。〈私〉は魔王に「他人がどう言おうが何しようが、大事なのは自分がどうしたいかでしょ」と語る。それを聞いていたギュリエディストディエスは、〈私〉が管理者“D”に似ていると言い出す。突然、“D”の声を伝えるスマホが現れた――。
管理者ギュリエディストディエスが現れ、〈私〉の眷属がケレン領を襲っているのを止めてほしいという。眷属を率いて街を襲っている並列意思たちは〈私〉に、「人族なんて皆殺しにした方がいいじゃん」と言う。〈私〉は意見が合わなくなった並列意思たちを殲滅し、自らに取り込む。
街へ買い出しに出ていた魔王たちが戻り、ギュリエディストディエスを交えて飲み会が始まる。この世界の崩壊を自ら犠牲となって食い止めている女神サリエリへの想いから、魔王は人類を憎んでいた。それが並列意思たちへと伝搬したのだった。〈私〉は魔王に「他人がどう言おうが何しようが、大事なのは自分がどうしたいかでしょ」と語る。それを聞いていたギュリエディストディエスは、〈私〉が管理者“D”に似ていると言い出す。突然、“D”の声を伝えるスマホが現れた――。
蜘蛛ですが、なにか? 第13巻
私「柄じゃないけど、勝たなきゃ世界が滅びるかもしれない。なら、勝たないと」
酒は飲んでも飲まれるな――〈私〉は酒癖が悪かった。そして、魔族が作ったパペット、アエル、サエル、リエル、フィエルは魔改造を受け、発声訓練をしていた。
この世界の人類には、人族、魔族、エルフが存在している。エルフのほとんどは、ガラム大森林の奧の里に引きこもっている。かつて、地球文明を超える文明を誇り、この世界の根源にある MAエネルギーを動力に使っていた人類は大きな過ちを犯し、文明は滅び、技術は失われた。ただ、エルフだけが過ちの一端の機械技術を保存して使い続けている。

魔族領へ向かう〈私〉たち一行の地下に、古代遺跡が見つかった。遺跡は自爆したかに見えたが、そこから巨大な空飛ぶ円盤が飛び立つ。
魔王アリエルの呼びかけに応じ、神言教の教皇ダスティン、管理者ギュリエディストディエス、エルフの族長ポティマス・ハァイフェナスが転移してきた。ポティマスによれば、円盤は彼が設計した兵器「Gフリート」だという。およそ実用に堪えないという Gフリートは、決戦兵器「GMA爆弾」を搭載しており、その扱いを間違えると世界が崩壊するという。しかも、巨大隕石を落とす兵器「Gメテオ」も打ち上げられていた。
この世界の人類には、人族、魔族、エルフが存在している。エルフのほとんどは、ガラム大森林の奧の里に引きこもっている。かつて、地球文明を超える文明を誇り、この世界の根源にある MAエネルギーを動力に使っていた人類は大きな過ちを犯し、文明は滅び、技術は失われた。ただ、エルフだけが過ちの一端の機械技術を保存して使い続けている。
魔族領へ向かう〈私〉たち一行の地下に、古代遺跡が見つかった。遺跡は自爆したかに見えたが、そこから巨大な空飛ぶ円盤が飛び立つ。
魔王アリエルの呼びかけに応じ、神言教の教皇ダスティン、管理者ギュリエディストディエス、エルフの族長ポティマス・ハァイフェナスが転移してきた。ポティマスによれば、円盤は彼が設計した兵器「Gフリート」だという。およそ実用に堪えないという Gフリートは、決戦兵器「GMA爆弾」を搭載しており、その扱いを間違えると世界が崩壊するという。しかも、巨大隕石を落とす兵器「Gメテオ」も打ち上げられていた。
蜘蛛ですが、なにか? 第14巻
私「養ってください。」
魔王アリエル、神言教の教皇ダスティン、管理者ギュリエディストディエス、エルフの族長ポティマス・ハァイフェナスという世界最高戦力が、古代兵器を無力化しようと戦いを開始する。ポティマスが裏切り、アリエルは〈私〉をかばって銃弾に倒れる。そして、〈私〉は爆発寸前のGMA爆弾を飲み込んでしまう‥‥。

D謹製《神の基本講座》をインストールします。
〈私〉の意識に“D”の声が響く――私からのささやかな〈神化〉祝いです。あなたの名前は「白織」です。
意識を取り戻した白織は、完全な人型になっていた。だが、システムの適用範囲を外れ、スキルは使えず、ステータスも反映されなくなり、無駄にエネルギーが多いだけの一般人になってしまった。
2年後、魔王一行はまだ魔族領にたどり着けずにいた――。
D謹製《神の基本講座》をインストールします。
〈私〉の意識に“D”の声が響く――私からのささやかな〈神化〉祝いです。あなたの名前は「白織」です。
意識を取り戻した白織は、完全な人型になっていた。だが、システムの適用範囲を外れ、スキルは使えず、ステータスも反映されなくなり、無駄にエネルギーが多いだけの一般人になってしまった。
2年後、魔王一行はまだ魔族領にたどり着けずにいた――。
蜘蛛ですが、なにか? 第15巻
私「しかも散々悩んでた力の使い方が、『寄ったらできた』とか、どうなんそれ?」
魔王アリエルが留守にしている間、白織たちを猿の群れが襲い、さらに、鬼になった笹島京也が襲ってきた。その鬼と会話をすることはできず、なんとか撃退。
一行は、ついに魔族領に入り、アーグナー・ライセップの出迎えを受ける。だが、アーグナーは魔王に殺意を抱いていた。魔王城はオドロオドロしていないし、城下は普通の街だった。一行は、フィサロ領領主バルト・フィサロ公爵の館に滞在する。
ある日、酔っ払った白織に、突然、力が戻った。彼女の力の巻き添えを食った吸血鬼ソフィアは、「納得いかないわ!! 私だって勉強とか修練とかいっぱい頑張っているのよ!! なのに簡単にあしらわれるって!! 酔っ払いのくせに、酔っ払いのくせに!!」と叫んだ。
管理者ギュリエディストディエスが、白織とソフィアの前に現れ、鬼になった笹島京也を救ってほしいと頼む。
一行は、ついに魔族領に入り、アーグナー・ライセップの出迎えを受ける。だが、アーグナーは魔王に殺意を抱いていた。魔王城はオドロオドロしていないし、城下は普通の街だった。一行は、フィサロ領領主バルト・フィサロ公爵の館に滞在する。
ある日、酔っ払った白織に、突然、力が戻った。彼女の力の巻き添えを食った吸血鬼ソフィアは、「納得いかないわ!! 私だって勉強とか修練とかいっぱい頑張っているのよ!! なのに簡単にあしらわれるって!! 酔っ払いのくせに、酔っ払いのくせに!!」と叫んだ。
管理者ギュリエディストディエスが、白織とソフィアの前に現れ、鬼になった笹島京也を救ってほしいと頼む。
蜘蛛ですが、なにか? 第16巻
魔王「はい、じゃあ話は済んだってことで! 処刑 始めよっか☆」
白織とソフィアは笹島京也を救い、氷龍ニーアから礼を言われる。
白織は“D”に会わなければならなかった。元いた世界の平進高校に転移した。自分たちがいた教室に。転生から半年が経過していた。そして、自分の家、自分の部屋に戻る。大きなゲーミングディスプレイの前に座っているのは、本物の〈私〉、すなわち若葉姫色だった――“D”は〈私〉のオリジナルであり、〈私〉は“D”のコピーに過ぎない。そして、絶対強者の“D”とどう向き合うか――白織は公爵邸に戻った。

1年が経ち、鬼になった笹島京也は魔王軍に参加していた。白織は、自らのクローンである分体の蜘蛛を増やしていた。
白織は魔王アリエルに反乱を企てた者たちを知らせ、その背後にいたエルフの族長ポティマス・ハァイフェナスを攻撃をする。
反乱軍と戦っていた笹島京也の前にエルフが現れる。彼女は日本語で教師の岡崎香奈実だと名乗り、エルフの力で魔王に囚われた転生者を救うために戦っていると言う。
白織は“D”に会わなければならなかった。元いた世界の平進高校に転移した。自分たちがいた教室に。転生から半年が経過していた。そして、自分の家、自分の部屋に戻る。大きなゲーミングディスプレイの前に座っているのは、本物の〈私〉、すなわち若葉姫色だった――“D”は〈私〉のオリジナルであり、〈私〉は“D”のコピーに過ぎない。そして、絶対強者の“D”とどう向き合うか――白織は公爵邸に戻った。
1年が経ち、鬼になった笹島京也は魔王軍に参加していた。白織は、自らのクローンである分体の蜘蛛を増やしていた。
白織は魔王アリエルに反乱を企てた者たちを知らせ、その背後にいたエルフの族長ポティマス・ハァイフェナスを攻撃をする。
反乱軍と戦っていた笹島京也の前にエルフが現れる。彼女は日本語で教師の岡崎香奈実だと名乗り、エルフの力で魔王に囚われた転生者を救うために戦っていると言う。
レビュー
最初は、RPG風味の転生ファンタジーかと思いきや、第11巻で〈私〉が進化したアラクネは、ギリシア神話に登場する女性だ。彼女は機織りの名人で、自分の腕前に非常な自信を持ち、ついには知恵と工芸の女神アテナに挑戦を申し込む。アラクネの作品は非常に見事だったものの、傲慢にも神々を侮辱する内容が含まれていた。怒ったアテナは、アラクネを蜘蛛に変えてしまった。蜘蛛を意味する英語 arachnid の語源は、アラクネである。そして、本編で〈私〉が傲慢のスキルを持つのもアラクネになるための伏線だったのだろう。
そして、〈私〉が元いた世界よりも高い技術により滅んだ人類と、その技術を保存するエルフ族の存在。巨大隕石を地上に落下する兵器などは、SFのノリだ。

以前から薄々感じてはいたのだが、ゲームやファンタジー世界、異世界転生ものを各作家さんたちの中にSFに命脈が保たれている。いまは小さな灯火に過ぎないが、いつの日か、きっと‥‥。
そして、〈私〉が元いた世界よりも高い技術により滅んだ人類と、その技術を保存するエルフ族の存在。巨大隕石を地上に落下する兵器などは、SFのノリだ。
以前から薄々感じてはいたのだが、ゲームやファンタジー世界、異世界転生ものを各作家さんたちの中にSFに命脈が保たれている。いまは小さな灯火に過ぎないが、いつの日か、きっと‥‥。
参考サイト
- 蜘蛛ですが、なにか?:webエース
- 蜘蛛ですが、なにか?:アニメ公式
(この項おわり)

