以後、1981年(昭和56年)にIBM PCを発表するまで、IBMはこの文字コード体系を使っていくことになる。
日本における EBCDIC
System/360 は世界中に普及した。日本のコンピュータ・メーカーもSystem/360と互換性のある汎用機を作らざるを得なかった。
国内では、EBCDICを半角カタカナに対応させるために、JIS X 0201 とはまったく異なるコード体系に発展していく。しかも、IBM、日立、NECで異なるコード表を使うという混乱ぶりであった。また、半角カタカナを含めたものを「EBCDIK」と記すところも出てきた。
1990年代前半までは、銀行システム、鉄道運行システムなどの社会インフラ系システムにはEBCDICが溢れていたが、2000年(平成12年)問題を超える際にほとんどの汎用機は姿を消したと思われる。しかし不幸にも、この文字コードに遭遇した場合のために、4種類のEBCDIC(EBCDIK)コード表を掲げる。
EBCDIC には、「エビシディック」「エビスディック」「イビシディック」など様々な読み方がある。
国内では、EBCDICを半角カタカナに対応させるために、JIS X 0201 とはまったく異なるコード体系に発展していく。しかも、IBM、日立、NECで異なるコード表を使うという混乱ぶりであった。また、半角カタカナを含めたものを「EBCDIK」と記すところも出てきた。
1990年代前半までは、銀行システム、鉄道運行システムなどの社会インフラ系システムにはEBCDICが溢れていたが、2000年(平成12年)問題を超える際にほとんどの汎用機は姿を消したと思われる。しかし不幸にも、この文字コードに遭遇した場合のために、4種類のEBCDIC(EBCDIK)コード表を掲げる。
EBCDIC には、「エビシディック」「エビスディック」「イビシディック」など様々な読み方がある。
日立 EBCDIC コード表
日立製の汎用機で使われた EBCDIC 表を以下に示す。白色の部分が「図形文字」、薄い黄色の部分は「制御文字」、グレーの部分は「未定義」である。
IBM EBCDIC コード表
IBM製の汎用機で使われた EBCDIC 表を以下に示す。
NEC EBCDIC コード表
NEC製の汎用機で使われた EBCDIC 表を以下に示す。
EBCDIC-E コード表
カナ版と呼ばれた EBCDIC-E 表を以下に示す。
JIS X 0201 コード表
参考として JIS X 0201 表を再掲する。
参考サイト
- EBCDIC:Wikipedia
- ASCIIコードと ISO 646:ぱふぅ家のホームページ
- JIS X 0201――バックスラッシュと円マーク:ぱふぅ家のホームページ
- 混沌だったEBCDIC:Ognacのブログ
- EBCDICファイルを表示する:SUT
(この項おわり)
IBMは1964年(昭和39年)に発表した汎用機(汎用コンピュータ)「System/360」のために「EBCDIC」(Extended Binary Coded Decimal Interchange Code」という文字コードを用意した。