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都道府県マスタを作る

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いわゆる「台帳」をデータベース化したものを「マスタ」と呼ぶ。一度作ったマスタは、様々なシステムに利用することができる。
ここでは、都道府県マスタを例題に、MySQLデータベースの作り方の基本を紹介する。

DBを作る

まず、create database コマンドを使って、これから作っていくデータベースを納めるためのDBを作る。DB名は pahoodb としよう。
一般的なRDBでは、名前として英数字が使えるが、大文字と小文字は区別されない。MySQLでは大文字と小文字が区別されるので注意が必要だ。今後使う名前は小文字に統一することにする。

mysql> create database pahoodb;
Query OK, 1 row affected (0.03 sec)

mysql>

マスタ・コードを定める

次に都道府県マスタを作るわけだが、いきなり TABLE を作るのでは試行錯誤による時間の無駄が多いので、まず、どのようなマスタを作るべきか机上で「設計」する。

マスタを作る場合、キーとなるコード番号「マスタ・コード」を設けるのが定石である。都道府県マスタの場合、JISで都道府県コードが定められている(JIS X0401)。コード表を以下に掲げる。

コード 都道府県名 コード 都道府県名 コード 都道府県名 コード 都道府県名
北海道・東北 13 東京都 近畿 四国
01 北海道 14 神奈川県 25 滋賀県 36 徳島県
02 青森県 中部 26 京都府 37 香川県
03 岩手県 15 新潟県 27 大阪府 38 愛媛県
04 宮城県 16 富山県 28 兵庫県 39 高知県
05 秋田県 17 石川県 29 奈良県 九州・沖縄
06 山形県 18 福井県 30 和歌山県 40 福岡県
07 福島県 19 山梨県 中国 41 佐賀県
関東 20 長野県 31 鳥取県 42 長崎県
08 茨城県 21 岐阜県 32 島根県 43 熊本県
09 栃木県 22 静岡県 33 岡山県 44 大分県
10 群馬県 23 愛知県 34 広島県 45 宮崎県
11 埼玉県 24 三重県 35 山口県 46 鹿児島県
12 千葉県     47 沖縄県

今回は、これをそのまま利用することにしよう。