PHP 7.4 で変わったこと

PHP 7.4は、2019年(令和元年)11月28日に正式版がリリースされた。プロパティ型宣言(Typed properties)、アロー関数(Arrow Functions 2.0)など新しい機能が加わった。また、これまでのバージョンより高速に動作するとされている。
PHP 7.4 のアクティブサポート期限は2021年(令和3年)11月28日、セキュリティサポート期限は2022年(令和4年)11月28日である。
 本ページは、すでにサポートを終了したソフトウェアに関して記載しています。ご利用にあたっては自己責任でお願いします。

プロパティ型宣言

プロパティ型宣言は、オブジェクトのメンバに対する型宣言である。voidとcallableを除く全ての型が利用できる。

   2: class Pahoo {
   3:     public int $papa;
   4:     private string $mama;
   5: }

アロー関数

アロー関数は、その場でしか使わないような関数をシンプルに記述できるようにした。式で使われている変数が親スコープで定義されている場合は、“use()”で明示的に示さなくても、暗黙的に値渡し(キャプチャー)できる。

   2: $y = 1;
   3: 
   4: $fn = fnb($x) => $x + $y;
   5: 
   6: $fn2 = functiopn($xuse($y) {
   7:     return $x + $y;
   8: }
   9: //fn1 と fn2 の挙動は同じ

その他の新機能

  • 制限された共変戻り値型と反変引数をサポート
  • Null合体代入演算子をサポート
  • 配列内展開機能の導入
  • 数値リテラル区切り記号を導入
  • 弱い参照を導入
  • toString()からの例外を許可するように機能を変更
  • Opcacheのプリロード機能導入

参考サイト

(この項おわり)
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