記録を表とグラフに整理して、データの特徴を調べる
AI生成コンテンツ / AI-generated contents
AI生成コンテンツ / AI-generated contents
目次
本項で扱う範囲
本項の要点
小学5年平均の意味を理解し、合計と個数から平均を求める
小学5年平均を用いて、全体の量を見積もる
小学6年度数分布表、柱状グラフ、ドットプロットでデータを整理する
代表値平均値、中央値、最頻値を比べ、目的に合う値を選ぶ
\( \TeX \)
\frac、\sum、\bar{x}、\begin{array} を使う教科書で見かける式
| 内容 | 表示 | 意味 |
|---|---|---|
| 平均 | \( \displaystyle \frac{12+15+18}{3}=15 \) | 合計を個数で割る |
| 合計の推定 | \( 15\times20=300 \) | 平均と個数から合計を求める |
| 平均値 | \( \displaystyle \bar{x}=\frac{x_1+x_2+\cdots+x_n}{n} \) | \( n \) 個のデータの合計を \( n \) で割る |
| 中央値 | \( 10,15,[15],20,40 \) | 順に並べた中央の値は15 |
| 最頻値 | \( \operatorname{mode}=15 \) | 最も多く現れる値は15 |
| 度数 | \( \displaystyle \sum f_i=20 \) | 各階級の度数の合計はデータの総数 |
\( \TeX \)表記
平均は、いくつかの量を合計し、その個数で割って求める。3日間の読書時間が12分、15分、18分なら、平均は \( \displaystyle \frac{12+15+18}{3}=15 \) 分である。これは、合計45分を3日へ等しく分け直した値と考えられる。平均が15分で20日間続けたとみなせば、合計は \( 15\times20=300 \) 分と見積もれる。
データを \( x_1,x_2,\dots,x_n \) とすると、平均値は \( \displaystyle \bar{x}=\frac{x_1+x_2+\cdots+x_n}{n} \) と表せる。記号 \( \bar{x} \) は「エックス・バー」と読み、平均値を表す。小学校ではこの一般式を覚える必要はないが、多くのデータにも同じ考え方が使えることを簡潔に示せる。

小学6年では、データを大きさの順に並べ、同じ値がいくつあるかを調べる。中央に位置する値が中央値、最も多く現れる値が最頻値である。データの個数が偶数なら、中央の二つの値の平均を中央値とする。例えば \( 8,10,14,20 \) の中央値は \( \displaystyle \frac{10+14}{2}=12 \) である。
値を一定の幅で区切った範囲を階級、その範囲に入るデータの個数を度数という。度数分布表はデータの散らばりを整理し、柱状グラフは各階級の度数を棒の高さで表す。代表値だけでなく、範囲、山の位置、左右の偏り、極端な値にも着目すると、データの特徴をより正確に説明できる。
データを \( x_1,x_2,\dots,x_n \) とすると、平均値は \( \displaystyle \bar{x}=\frac{x_1+x_2+\cdots+x_n}{n} \) と表せる。記号 \( \bar{x} \) は「エックス・バー」と読み、平均値を表す。小学校ではこの一般式を覚える必要はないが、多くのデータにも同じ考え方が使えることを簡潔に示せる。
小学6年では、データを大きさの順に並べ、同じ値がいくつあるかを調べる。中央に位置する値が中央値、最も多く現れる値が最頻値である。データの個数が偶数なら、中央の二つの値の平均を中央値とする。例えば \( 8,10,14,20 \) の中央値は \( \displaystyle \frac{10+14}{2}=12 \) である。
値を一定の幅で区切った範囲を階級、その範囲に入るデータの個数を度数という。度数分布表はデータの散らばりを整理し、柱状グラフは各階級の度数を棒の高さで表す。代表値だけでなく、範囲、山の位置、左右の偏り、極端な値にも着目すると、データの特徴をより正確に説明できる。
統計グラフの種類
データは目的に合うグラフへ整理する。小学3年では項目ごとの数量を棒の長さで比べる棒グラフ、小学4年では時間に伴う変化を線で結ぶ折れ線グラフを学ぶ。小学5年では全体に対する各部分の割合を帯グラフや円グラフで表す。

小学6年では、個々の値を点で積み上げるドットプロット、値を階級に分けて個数をまとめる度数分布表、各階級の度数を柱で表す柱状グラフを扱う。分布を代表する値として平均値、小さい順に並べた中央の中央値、最も多く現れる最頻値を明示し、グラフの形や散らばりと併せて判断する。
小学6年では、個々の値を点で積み上げるドットプロット、値を階級に分けて個数をまとめる度数分布表、各階級の度数を柱で表す柱状グラフを扱う。分布を代表する値として平均値、小さい順に並べた中央の中央値、最も多く現れる最頻値を明示し、グラフの形や散らばりと併せて判断する。
| 学年 | 表し方 | 読み取ること |
|---|---|---|
| 小学3年 | 棒グラフ | 項目ごとの数量の大小 |
| 小学4年 | 折れ線グラフ | 時間に伴う変化と増減 |
| 小学5年 | 帯グラフ・円グラフ | 全体を1とした各部分の割合 |
| 小学6年 | ドットプロット・度数分布表・柱状グラフ | データの分布、中心、散らばり |
TikZとPGFPlotsによるグラフ表記
通常のLaTeXで作図し、WebPへ変換した統計グラフ
PGFPlotsによる棒グラフ
\begin{tikzpicture}
\begin{axis}[ybar,xlabel={点数},ylabel={人数},xtick=data]
\addplot coordinates {(40,1) (50,1) (60,7) (70,4) (80,2) (90,2) (100,3)};
\end{axis}
\end{tikzpicture}PGFPlotsによる折れ線グラフ
\begin{tikzpicture}
\begin{axis}[xlabel={月},ylabel={平均点},xtick={1,2,3,4,5}]
\addplot[color=blue,mark=*] coordinates {(1,62) (2,68) (3,71) (4,75) (5,80)};
\end{axis}
\end{tikzpicture}\( \TeX \)命令の読み方と意味
| \( \TeX \)表記 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
\frac{a}{b} | フラクション | 分子 \( a \)、分母 \( b \) の分数を作る |
\bar{x} | バー・エックス | \( x \) の上に横線を付け、平均値 \( \bar{x} \) を表す |
\sum | サム | 合計を表す記号 \( \displaystyle \sum \) を表示する |
\cdots | センター・ドッツ | 式の中央に省略記号 \( \cdots \) を表示する |
\operatorname{mode} | オペレーター・ネーム | 最頻値を表す語 mode を立体で表示する |
\begin{array} | アレイ | データや度数を行と列にそろえる |
よくある間違い
- 合計を違う個数で割る
- 平均は、合計に使ったデータの個数で割る。欠席者や記録なしを含めるかどうかを先に確かめる。
- 平均を実際に存在する値だと考える
- 平均は等しく分け直した代表値なので、実際のデータに同じ値がなくてもよい。
- 0を記録なしとして除く
- 0が実際の測定値なら個数にも合計にも含める。未測定を表す空欄とは区別する。
- 平均を求めるとき単位をそろえない
- 1分30秒と80秒を平均するなら、90秒と80秒のように同じ単位へ直してから計算する。
- 中央値を並べ替えずに選ぶ
- 中央値はデータを小さい順または大きい順に並べてから中央を選ぶ。
- 偶数個の中央値を中央の片方にする
- データが偶数個なら中央の二つの値の平均を求める。
- 最頻値は必ず一つだと考える
- 同じ最大度数を持つ値が複数ある場合も、最頻値がない場合もある。
- 平均だけで二つの集団を同じと判断する
- 平均が同じでも散らばりや分布は異なるため、表やグラフも比較する。
コピーして使える例
平均の計算
\( \displaystyle \frac{12 + 15 + 18}{3} = 15 \)平均値の一般式
\( \displaystyle \bar{x} = \frac{x_1 + x_2 + \cdots + x_n}{n} \)偶数個の中央値
\( \displaystyle \frac{10 + 14}{2} = 12 \)度数分布表
\( \begin{array}{c|rrrr} \text{階級(分)} & 0\text{~}10 & 10\text{~}20 & 20\text{~}30 & 30\text{~}40 \\ \hline \text{度数(人)} & 2 & 5 & 4 & 1 \end{array} \)練習問題
次の問題を解き、必要な式を\( \TeX \)表記で記述する。
- 5日間の読書時間が12分、18分、15分、20分、10分であった。平均を求める。
- 1個の重さが平均120 gのりんごが8個ある。全体の重さを見積もる。
- データ \( 3,7,5,7,8,7,4 \) の平均値、中央値、最頻値を求める。
- データ \( 6,10,12,18 \) の中央値を求める。
- A組の得点は \( 40,50,60,70,80 \)、B組の得点は \( 58,59,60,61,62 \) である。平均を求め、散らばりの違いを説明する。
解答例
- \( \displaystyle \frac{12+18+15+20+10}{5}=15 \) より15分
- \( 120\times8=960 \) より約 \( 960\,\mathrm{g} \)
- 小さい順は \( 3,4,5,7,7,7,8 \)。平均値は \( \displaystyle \frac{41}{7}=5\frac{6}{7} \)、中央値は7、最頻値は7
- \( \displaystyle \frac{10+12}{2}=11 \)
- どちらも平均は60点である。A組は40~80点に広がり、B組は58~62点に集まっている。
学習指導要領上の位置づけ
小学校算数の第5学年「D データの活用」では、測定値の平均について、その意味と求め方を理解し、平均を用いて全体の量を見積もる。平均を単なる計算手順とせず、幾つかの数量を同じ大きさに均した値として捉え、目的に応じて活用する。
第6学年では、目的に応じてデータを集め、ドットプロットや度数分布表などへ整理し、代表値やデータの散らばりに着目して考察する。結論が妥当かを批判的に検討する態度も重視される。これらは中学校数学で学ぶヒストグラム、相対度数、範囲、四分位範囲などの統計学習へつながる。
第6学年では、目的に応じてデータを集め、ドットプロットや度数分布表などへ整理し、代表値やデータの散らばりに着目して考察する。結論が妥当かを批判的に検討する態度も重視される。これらは中学校数学で学ぶヒストグラム、相対度数、範囲、四分位範囲などの統計学習へつながる。
次項:文字を使った式(小学4~6年)
次項では、□、△、\( x \)、\( a \) などを使って数量の関係を式に表す方法を学ぶ。文字へ数を当てはめる方法や、文字式を読みやすく表す\( \TeX \)表記も紹介する。
コラム:平均だけでは見えないこと
統計では、多数のデータをそのまま眺めるだけでなく、平均値、中央値、最頻値などの代表値へまとめて全体の特徴を捉える。代表値は比較や説明をしやすくする一方、異なるデータを一つの数へ丸めるため、個々の違い、散らばり、偏り、少数の例外などが「見えないこと」になる。代表値はデータ全体の代わりではなく、ある一面を要約した値である。

例えば \( 10,15,15,20,40 \) の平均値は20、中央値と最頻値は15である。40という大きな値が平均を押し上げるため、平均値20だけを見ると、多くのデータが15付近にあることが見えにくい。このように、他の値から大きく離れた値を外れ値と呼ぶことがある。平均が同じ二つの集団でも、一方は平均付近に集まり、もう一方は広く散らばっている場合がある。

合計を公平に分け直した値や、全体量の推定に使う値が必要なら平均値が適している。靴の売れ筋のサイズを知りたいなら最頻値、通学時間の中央的な児童を知りたいなら中央値が役立つ。どの代表値が正しいかを一律に決めるのではなく、何を知りたいのか、代表値に丸めたことで何が見えなくなったのかを問い、元のデータ、表、グラフ、散らばり、外れ値も併せて確かめることが大切である。
例えば \( 10,15,15,20,40 \) の平均値は20、中央値と最頻値は15である。40という大きな値が平均を押し上げるため、平均値20だけを見ると、多くのデータが15付近にあることが見えにくい。このように、他の値から大きく離れた値を外れ値と呼ぶことがある。平均が同じ二つの集団でも、一方は平均付近に集まり、もう一方は広く散らばっている場合がある。
合計を公平に分け直した値や、全体量の推定に使う値が必要なら平均値が適している。靴の売れ筋のサイズを知りたいなら最頻値、通学時間の中央的な児童を知りたいなら中央値が役立つ。どの代表値が正しいかを一律に決めるのではなく、何を知りたいのか、代表値に丸めたことで何が見えなくなったのかを問い、元のデータ、表、グラフ、散らばり、外れ値も併せて確かめることが大切である。
| 代表値 | 求め方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 平均値 | 合計÷個数 | 全体を均した値や合計の見積もり |
| 中央値 | 順に並べた中央 | 外れ値の影響を小さくしたい比較 |
| 最頻値 | 最も多く現れる値 | 最も典型的な値や売れ筋の把握 |
コラム:平均値・中央値・最頻値
AI生成コンテンツ / AI-generated contents
クラスのテスト得点について、横軸を点数、縦軸を人数とする頻度グラフを考える。棒の凹凸をなくし、全区間で同じ高さにしたときに求まるのは、平均点ではなく「得点区分当たりの平均人数」である。
平均点は、それぞれの棒を重さとみなしたとき、グラフ全体が得点方向につり合う支点の位置として表せる。

中央値は、低い得点から人数を数え、全員を前半と後半に分ける位置である。グラフでは、棒が表す人数の合計を左右半分ずつに分ける垂直線として示せる。横軸の長さを半分にするのではなく、左右の人数を半分にする点に注意する。20人なら、小さい方から10番目と11番目の得点の平均が中央値である。

最頻値は、人数が最も多い得点、すなわち最も高い棒の位置である。得点を「60点以上70点未満」のような階級にまとめた場合は、最も高い棒の範囲を最頻階級という。元の得点が残っていなければ、その階級内のどの点が最頻値かまでは分からない。
平均点は、それぞれの棒を重さとみなしたとき、グラフ全体が得点方向につり合う支点の位置として表せる。
中央値は、低い得点から人数を数え、全員を前半と後半に分ける位置である。グラフでは、棒が表す人数の合計を左右半分ずつに分ける垂直線として示せる。横軸の長さを半分にするのではなく、左右の人数を半分にする点に注意する。20人なら、小さい方から10番目と11番目の得点の平均が中央値である。
最頻値は、人数が最も多い得点、すなわち最も高い棒の位置である。得点を「60点以上70点未満」のような階級にまとめた場合は、最も高い棒の範囲を最頻階級という。元の得点が残っていなければ、その階級内のどの点が最頻値かまでは分からない。
| 代表値 | 頻度グラフ上の表し方 |
|---|---|
| 平均値 | 全ての棒を重さとみなしたときのつり合う位置 |
| 中央値 | 棒が表す人数の合計を左右半分に分ける位置 |
| 最頻値 | 最も高い棒がある位置 |
| 棒を同じ高さにならす | 得点の平均ではなく、得点区分当たりの平均人数 |
コラム:グループ全体の平均(加重平均)の誤解
小学6年の応用問題では、人数の異なるグループの平均をまとめるときにつまずきやすい。例えば「男子20人の平均が60点、女子10人の平均が90点。全体の平均は何点か」という問題で、\( (60+90)\div2=75 \) 点とする誤りがある。これは二つの平均を同じ重さで扱い、人数の違いを無視している。

対処するときは、一度「合計点の世界に戻る」と考える。男子の合計点は \( 60\times20=1200 \) 点、女子の合計点は \( 90\times10=900 \) 点である。したがって、全体の合計点は \( 1200+900=2100 \) 点、全体の人数は \( 20+10=30 \) 人となる。全体の平均は \( 2100\div30=70 \) 点である。

このように、人数を重みとして平均をまとめる方法を加重平均という。式では \( \displaystyle \frac{60\times20+90\times10}{20+10}=70 \) と表せる。「平均同士を足すのではなく、全員の合計点÷全員の人数でやり直そう」と声を掛けると、平均の意味へ戻って考えられる。各グループの人数が等しい場合に限り、平均同士の単純な平均と全体平均が一致する。
対処するときは、一度「合計点の世界に戻る」と考える。男子の合計点は \( 60\times20=1200 \) 点、女子の合計点は \( 90\times10=900 \) 点である。したがって、全体の合計点は \( 1200+900=2100 \) 点、全体の人数は \( 20+10=30 \) 人となる。全体の平均は \( 2100\div30=70 \) 点である。
このように、人数を重みとして平均をまとめる方法を加重平均という。式では \( \displaystyle \frac{60\times20+90\times10}{20+10}=70 \) と表せる。「平均同士を足すのではなく、全員の合計点÷全員の人数でやり直そう」と声を掛けると、平均の意味へ戻って考えられる。各グループの人数が等しい場合に限り、平均同士の単純な平均と全体平均が一致する。
| グループ | 平均点 | 人数 | 合計点 |
|---|---|---|---|
| 男子 | 60点 | 20人 | 1200点 |
| 女子 | 90点 | 10人 | 900点 |
| 全体 | 70点 | 30人 | 2100点 |
コラム:Excelのaverage関数
社会人になると、売上、作業時間、測定値、アンケート結果などをMicrosoft Excelで集計する機会が増える。そこでよく使うのがAVERAGE関数である。ただし、計算式を入力する前に、データの意味と単位をそろえなければならない。1時間30分と80分、2 kgと500 gのように異なる単位の値をそのまま同じ列へ入れると、Excelは単位の違いを判断せず、表示された数値として平均してしまう。

同じ範囲に数値だけが入り、エラー値がなければ、AVERAGE関数はSUM関数の結果をCOUNT関数の結果で割った値と同じになる。例えばA1からA5に \( 10,20 \)、空白、文字列「N/A」、\( 0 \) が入っているとする。=AVERAGE(A1:A5) は、空白と文字列を除外し、0を含む3個の数値を計算するため、平均は \( \displaystyle \frac{10+20+0}{3}=10 \) となる。=SUM(A1:A5)/COUNT(A1:A5) も \( 30\div3=10 \) となる。
同じ範囲に数値だけが入り、エラー値がなければ、AVERAGE関数はSUM関数の結果をCOUNT関数の結果で割った値と同じになる。例えばA1からA5に \( 10,20 \)、空白、文字列「N/A」、\( 0 \) が入っているとする。=AVERAGE(A1:A5) は、空白と文字列を除外し、0を含む3個の数値を計算するため、平均は \( \displaystyle \frac{10+20+0}{3}=10 \) となる。=SUM(A1:A5)/COUNT(A1:A5) も \( 30\div3=10 \) となる。
| セルの内容 | AVERAGEの扱い | SUM/COUNTの扱い |
|---|---|---|
| 数値 | 平均に含める | SUMで合計し、COUNTで数える |
| 0 | 平均に含める | 合計に含め、1個と数える |
| 空白セル | 除外する | COUNTでは数えない |
| 文字列「N/A」 | 除外する | SUMは加えず、COUNTは数えない |
エラー値 #N/A | #N/Aを返す | SUMが#N/Aを返すため計算できない |
文字列「N/A」とエラー値 \( \#\mathrm{N/A} \) は異なる。文字列は数値でないため範囲内では除外されるが、検索結果が見つからないときなどに生じるエラー値 \( \#\mathrm{N/A} \) が一つでも範囲にあると、AVERAGE関数は平均値を返さず、SUM関数も合計を返さない。エラーを除外するか、原因を直すかはデータの意味に基づいて判断する。また、COUNTA関数は文字列も数えるため、SUM÷COUNTA はAVERAGE関数と同じになるとは限らない。
AVERAGE関数
=AVERAGE(A1:A5)
SUM関数とCOUNT関数
=SUM(A1:A5)/COUNT(A1:A5)
AI生成コンテンツ / AI-generated contents
児童別に4教科の得点を並べる場合、欠席を0点として記録してはならない。0点は「受験して得点が0点」、欠席は「測定値がない」という異なる状態だからである。得点欄は空白にし、「受験」「欠席」「追試待ち」などを別の受験状況欄へ記録すると、未入力と欠席も区別できる。得点列へ「欠席」や「―」などの文字列を混在させず、数値列として保つと集計しやすい。
| 児童名 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 理科の受験状況 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青木 | 75 | 82 | 68 | 欠席 | |
| 石井 | 90 | 88 | 70 | 85 | 受験 |
青木の平均を =AVERAGE(B2:E2) で求めると、空白の理科を除いた3教科の平均75点になる。比較するときは「4教科平均」と誤解されないよう、=COUNT(B2:E2) で求めた受験教科数も併記する。総合成績として比べるなら、全教科の受験後に集計する、同じ教科だけで比較するなど、欠測値の扱いを先に決める必要がある。
Excelサンプルデータでは、欠席、追試待ち、実際の0点を区別した成績表と、AVERAGE、SUM、COUNT、COUNTAの違いを数式付きで確認できる。
Excelサンプルデータでは、欠席、追試待ち、実際の0点を区別した成績表と、AVERAGE、SUM、COUNT、COUNTAの違いを数式付きで確認できる。
参考サイト
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編:文部科学省
- 小学校学習指導要領解説:文部科学省
- 平均
- 中央値
- 最頻値
- AVERAGE function:Microsoft Support
- How to correct a #N/A error:Microsoft Support
- PGFPlots Manual:TikZ.dev
- Supported Functions:KaTeX
(この項おわり)

この項では、平均を「合計÷個数」として捉え、平均から合計を求める方法を学ぶ。さらに、度数分布表、柱状グラフ、ドットプロット、中央値、最頻値を用いてデータの特徴を読み取り、それらを明確に示す\( \TeX \)表記を紹介する。