千川上水は江戸時代に造られた

2007年2月24日 撮影
千川上水
千川上水 (せんかわじょうすい) は、東京都西東京市新町と武蔵野市桜堤との境界付近にある境橋の玉川上水の分水口を発し、豊島区巣鴨まで、ほぼ東西に流れる、総延長約22kmの用水路(上水)である。
千川上水の大きな写真大きな写真
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1696年(元禄9年)、将軍徳川綱吉の命により上水開削がはじまった。
多摩郡仙川村出身の太兵衛・徳兵衛が開発を仰せつけられ、その開発の功により、仙の字を改めて千川としたといわれている。
1707年(宝永4年)に農業用水としての利用が許された。1880年(明治13年)には、岩崎弥太郎が設立した「千川水道会社」により飲料水としての利用が始まった。
その後、東京には水道が普及し、1970年(昭和45年)、東京都水道局板橋浄水場が上水からの取水を止め、ついに上水としての使命を終えた。

1982年(昭和57年)、東京都の「マイタウン東京」構想により野火止用水、玉川上水、千川上水の清流復活事業が計画され、1989年(平成元年)には千川上水の開渠部約5キロメートルの清流が復活した。

参考書籍

表紙 千川上水・用水と江戸・武蔵野
著者 東京学芸大学近世史研究会/大石学
出版社 名著出版
サイズ 全集・双書
発売日 2006年07月
価格 9,350円(税込)
ISBN 9784626017024
 

撮影場所

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(この項おわり)
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