井倉洞は全長1.2キロの巨大鍾乳洞

2013年8月27日 撮影
井倉洞
井倉洞 (いくらどう) (岡山県新見市井倉409)は、全長1,200m、高低差は90mという巨大鍾乳洞で、西日本では秋芳洞に次ぐ規模を誇る。一通り見るのに40分ほどかかる。

発見は1958年(昭和33年)と新しく、岡山県の指定天然記念物である。

写真は、金すだれ・銀すだれと名付けられた鍾乳石だ。
井倉洞の鍾乳石にはいちいち名前が付けられており、そのネーミングセンスには苦笑せざるを得ない
井倉洞の大きな写真大きな写真
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井倉の滝 - 井倉洞
井倉洞のすぐ近くには、高さ70メートルの井倉の滝が高梁川 (たかはしがわ) に注いでいる。

井倉洞の地下水を排水するために作られた人工の滝である。
井倉の滝 - 井倉洞の大きな写真大きな写真
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高梁川 - 井倉洞
高梁川の流域の阿哲台 (あてつだい) はカルスト台地で、井倉洞をはじめとする鍾乳洞や滝が点在する風光明媚な景勝地だ。紅葉も美しい。
映画「八つ墓村」(1977年、他)のロケ地として使われたことでも有名。
高梁川 - 井倉洞の大きな写真大きな写真
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井倉洞
発見後間もなく、新見市によって観光地化が進められた。
井倉洞
土産物屋が軒を連ねる。
井倉洞
入場は有料。
営業時間は8時30分から17時(受付16時30分)までで、年中無休。

高さ240メートルの石灰岩の絶壁に入口がある。
洞内には3つの滝をはじめ、約30の奇石、怪石など自然の神秘を体感できる。
洞内の温度は常に15~16度と一定、夏は涼しく、冬は暖かく感じられる。
竹林 - 井倉洞
石筍と石柱が竹林のように見えるところから、竹林と名付けられた。
竹林 - 井倉洞の大きな写真大きな写真
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月ロケット - 井倉洞
何をどう見れば月ロケットに見えるのだろうか。
井倉洞
くらげ岩 - 井倉洞
石灰岩を流れ落ちる水の流れが作り出した「くらげ岩」。
井倉洞
井倉洞


阿里佐の宮 - 井倉洞
出口には阿里佐の宮 (ありさのみや) が鎮座している。

400年前の悲劇のヒロイン・阿里佐の御霊を祀り、縁結びの神となっている。
阿里佐の宮 - 井倉洞の大きな写真大きな写真
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井倉駅 - 井倉洞
最寄り駅は、JR伯備線の井倉駅である。
D51蒸気機関車 - 井倉駅
井倉駅には、地元の有志によってD51形蒸気機関車(838号車)が保存されている。

新見機関区所属時代、米子駅 - 岡山駅でお召列車を牽引しており、当時の仕様で公開されていた。
D51蒸気機関車 - 井倉駅の大きな写真大きな写真
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D51蒸気機関車 - 井倉駅

交通アクセス

【鉄道】
  • JR伯備線「井倉駅」から徒歩15分
【自動車】
  • 中国道「新見I.C.」から20分
  • 岡山道「賀陽I.C.」から40分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:井倉洞

近隣の情報

(この項おわり)
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