はなバスは西東京市のコミュニティバス

2002年3月に運行スタート

第4ルート

はなバス 第4ルート
2006年5月7日 多摩六都科学館 写真:ままぱふぅ
はなバスは、東京都西東京市のコミュニティバスである。2002年(平成14年)3月に4路線で運行がスタートし、2004年(平成16年)9月1日に第5ルートが加わった。
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もともと旧保谷市が、市役所と遠隔地を結ぶコミュニティバス「キャンパス」を運行していたのだが、距離性運賃を採用しており、他の路線バスとの競合もあったため、利用率があがらなかった。
そこへ、近隣である武蔵野市のムーバスの成功などがあり、西東京市が誕生すると同時に大人・こども100円均一料金のはなバスをスタートさせた。

当初はムーバスの二番煎じとの批判もあったようだが、順調に利用者を伸ばし、2002年(平成14年)12月には50万人を突破した。2006年(平成18年)3月末現在では累計300万人に近づいた。ムーバスの1,000万人には及ばないものの、国土交通省のコミュニティバス成功例として取り上げられた。

車体は、水色ベースに、大人から子供まで様々な人から募ったイラストと花があしらわれている。

第3ルート

はなバス 第3ルート
2006年5月7日 田無駅 写真:パパぱふぅ
はなバスは、第1・4ルートと第2・3・5ルートで使用車両が異なる。
路線が狭い第1ルートではオーストリアのクセニッツ製「CITY-II」、第4ルートでは「CITY-III」を使用。比較的広い第2・3・5ルートでは、日野自動車製「リエッセ」などの国産車で運行されている。
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クセニッツは、主にノンステップバスの車体製造を手がけるメーカーで、エンジンとシャーシーはフォルクスワーゲン製である。ヨーロッパ各国の事情に合わせ、車体の全長・全幅、燃料の仕様などをカスタマイズできるのが特徴。
しかし、2005年(平成17年)に輸入ディーラーが撤退してしまい、国内での新規入手は難しくなっている。

代わりに登場したのが日産自動車のポンチョである。2002年(平成14年)に発売を開始し、渋谷のハチ公バスなどで採用されている。
(この項おわり)
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