目次
- 山手線 0番台
- 横須賀・総武快速線 1000番台
- 参考サイト
山手線 0番台

2015年3月26日 新大久保駅 写真:こぱふぅ
E235系は、2014年(平成26年)7月2日に発表され、2015年(平成27年)11月30日から営業運転を開始した山手線の新型車両。山手線への新型車両投入は E231系500番台以来、13年ぶり。デザイン監修は工業デザイナーの奥山清行が担当し、E233系と比較して平面的になった前面デザインは「電子レンジ」「スマートフォン」と呼ばれることも。

2015年3月26日 新大久保駅 写真:こぱふぅ
デザインコンセプトは、「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」だ。
当面は、2015年(平成27年)3月に落成した量産先行車1編成のみで、1日最大19周の営業運転を続ける。
当面は、2015年(平成27年)3月に落成した量産先行車1編成のみで、1日最大19周の営業運転を続ける。
営業運転初日、トラブルが相次いだ。
JR東日本は、走行状態に応じてブレーキを制御する新システムの不具合が原因とみられることを明らかにした。E235系 の運転は当面中止となった。その後、改修を終え、2016年(平成28年)3月から営業運転を再開した。

6月には量産化が発表され、2020年(令和2年)の東京五輪までには全49編成が E235系 に置き換わる予定だ。

2015年(平成27年)現在、山手線のホームドア工事が進行しているが、それに対応するため、ラインカラーを垂直方向に変更し、ヘッドライトは運転席の上に付けている。ホームドアで隠れないようにするためである。

制御系には、次世代パワー半導体として期待される「SiC」(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)を採用し、電力ロスの低減と回生ブレーキによるブレーキ時の回生エネルギーを増加させるほか、コンプレッサをオイルフリーとするなど、環境性能も向上させるとしている。

車内の中吊り広告を廃止し、荷棚の上部に液晶モニターを並べ、デジタルサイネージ化する。液晶画面は、E231系が1両あたり16面だったが、36面に増える。
それとは関係ないだろうが、先頭車両がスマホの画面のように見える。
デジタルサイネージを導入した背景には、車内で新聞や雑誌を読む人が減ったことがある。
山手線では現在、乗客が持つスマホと広告を連携させる試みが始まっている。、NTTドコモが開発した Air Stamp 技術を使い、情報を音波信号で伝え、アプリと連動させることで、抽選でプレゼントが当たったり、ポイントがたまる仕組みだ。
ただ、今回の量産先行車でも、公衆無線LANサービスに関しては白紙の状態だ。
また、吊り広告をなくしたのは、あくまでも試験的なものだとしている。紙広告はデジタルサイネージに比べて一画面で提示できる情報量が多く、まだ消えるわけではなさそうだ。

しかし、広告主から山手線だけ映像用の別広告を作るのは手間がかかるという異論が出た。また、利用者からも「すぐに画面が変わる液晶画面より、見やすく、安心感がある」などと中づり存続を求める声が寄せられたため、JR東日本は、2015年(平成27年)11月、中吊り広告の廃止を撤回した。

各号車には、初めてフリースペースが導入された。
フリースペースは、優先席に隣接した座席がない空間で、車いすスペースと構造が似ているが、利用は限定されておらず、車いすやベビーカーのほかにスーツケースなどの大きな荷物も置くこともできる。2014年(平成26年)3月に国土交通省が発表したベビーカー利用のガイドラインに準じている。フリースペースが各号車にあることで、列車1本あたりの座席数が減った。
JR東日本は、走行状態に応じてブレーキを制御する新システムの不具合が原因とみられることを明らかにした。E235系 の運転は当面中止となった。その後、改修を終え、2016年(平成28年)3月から営業運転を再開した。

6月には量産化が発表され、2020年(令和2年)の東京五輪までには全49編成が E235系 に置き換わる予定だ。

2015年(平成27年)現在、山手線のホームドア工事が進行しているが、それに対応するため、ラインカラーを垂直方向に変更し、ヘッドライトは運転席の上に付けている。ホームドアで隠れないようにするためである。

制御系には、次世代パワー半導体として期待される「SiC」(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)を採用し、電力ロスの低減と回生ブレーキによるブレーキ時の回生エネルギーを増加させるほか、コンプレッサをオイルフリーとするなど、環境性能も向上させるとしている。

車内の中吊り広告を廃止し、荷棚の上部に液晶モニターを並べ、デジタルサイネージ化する。液晶画面は、E231系が1両あたり16面だったが、36面に増える。
それとは関係ないだろうが、先頭車両がスマホの画面のように見える。
デジタルサイネージを導入した背景には、車内で新聞や雑誌を読む人が減ったことがある。
山手線では現在、乗客が持つスマホと広告を連携させる試みが始まっている。、NTTドコモが開発した Air Stamp 技術を使い、情報を音波信号で伝え、アプリと連動させることで、抽選でプレゼントが当たったり、ポイントがたまる仕組みだ。
ただ、今回の量産先行車でも、公衆無線LANサービスに関しては白紙の状態だ。
また、吊り広告をなくしたのは、あくまでも試験的なものだとしている。紙広告はデジタルサイネージに比べて一画面で提示できる情報量が多く、まだ消えるわけではなさそうだ。

しかし、広告主から山手線だけ映像用の別広告を作るのは手間がかかるという異論が出た。また、利用者からも「すぐに画面が変わる液晶画面より、見やすく、安心感がある」などと中づり存続を求める声が寄せられたため、JR東日本は、2015年(平成27年)11月、中吊り広告の廃止を撤回した。

各号車には、初めてフリースペースが導入された。
フリースペースは、優先席に隣接した座席がない空間で、車いすスペースと構造が似ているが、利用は限定されておらず、車いすやベビーカーのほかにスーツケースなどの大きな荷物も置くこともできる。2014年(平成26年)3月に国土交通省が発表したベビーカー利用のガイドラインに準じている。フリースペースが各号車にあることで、列車1本あたりの座席数が減った。
横須賀・総武快速線 1000番台

2024年8月2日 新小岩駅 写真:パパぱふぅ

2024年8月2日 新小岩駅 写真:パパぱふぅ
直通運転を行っている外房線、内房線、総武本線、成田線、鹿島線でも運用されている。山手線との異なりホームドアが未整備の路線が多いことから、カラーリングは横帯のままで、側面を見ただけでは、E217系と区別が付かないほどだ。

2024年8月2日 錦糸町駅 写真:パパぱふぅ

2004年12月24日 錦糸町駅 写真:パパぱふぅ
20年前の錦糸町駅――車両が世代交代した。
INTEROS は、通信インタフェースをRS-485からEthernetに変更してデータ通信速度を従来比10倍以上に向上させ、広告コンテンツや車両機器のモニタリングデータなど、大容量のデータを扱うことが可能となった。
INTEROS は、通信インタフェースをRS-485からEthernetに変更してデータ通信速度を従来比10倍以上に向上させ、広告コンテンツや車両機器のモニタリングデータなど、大容量のデータを扱うことが可能となった。

2024年8月2日 写真:パパぱふぅ
TBMからCBMへ
保守は鉄度の安全を維持するために欠かせない作業だが、これまでは周期を決めて定期的に車両検査を行う TBM(時間基準保全:Time Based Mentenance)だったが、近年は車両の状態を自動的・継続的に取得・分析し劣化を予測する [CBM](状態基準保全:Condition Based Maintenance)へ移行しつつある。
E235系 は、外部から車両の状態をモニタリングできるようになっており、CBM を実現する車両である。
E235系 は、外部から車両の状態をモニタリングできるようになっており、CBM を実現する車両である。
参考サイト
- E235系:JR東日本
- 次世代車両制御システム(INTEROS)の開発:JR東日本
- JR東日本E235系:総合車両製作所
- 山手線の新型車両が、スマホにしか見えないと話題:ハフィンポスト
- 最新の通勤電車どこが違う? 「電子レンジ」ことJR東日本E235系1000番台 山手線とも一線画す:乗りものニュース
(この項おわり)