JR九州 キハ66系は九州専用の気動車

山陽新幹線博多開業に合わせ登場

佐世保線

佐世保線 キハ66系
2016年3月17日 佐世保駅 写真:こぱふぅ
キハ66系気動車は、1975年(昭和50年)、山陽新幹線博多開業に合わせ、北九州地区の老朽気動車を置き換えるために開発された九州専用の車両である。営業最高速度は95km/h。キハ66系とキハ67系の2両1編成で運用される。

ゆとりある転換クロスシートと冷房装置を装備し、定格出力440PS のディーゼルエンジンは、当時の急行形気動車 キハ58形をも凌ぐ水準だったが、国鉄の財政赤字などの影響で、製造は30両で終わった。
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佐世保線 キハ66系
2016年3月17日 佐世保駅 写真:こぱふぅ
その意欲的な設計が評価され、1976年(昭和51年)、鉄道友の会ローレル賞を受賞した。

写真の第10編成は、2011年(平成23年)3月、国鉄急行色に塗装が変更され、現在も長崎地区で活躍している。

製造から30年以上が経過し、改造やエンジンの交換が行われているが、2016年(平成28年)3月現在、1
4編成28両が運用継続中である。老朽化のため、2021年(令和3年)6月30日に引退した。
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「ハウステンボス」色

キハ66系 「ハウステンボス」色
2019年9月11日 千綿駅彼杵 (そのぎ) 駅間 写真:こぱふぅ
2010年(平成22年)7月、第12編成は、黒・白・オレンジの3色からなる「ハウステンボス」色に塗装変更した。
キハ66系 「ハウステンボス」色の大きな写真大きな写真
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快速「シーサイドライナー」

快速「シーサイドライナー」キハ66系
2008年7月29日 長崎駅 写真:ままぱふぅ
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快速「シーサイドライナー」キハ66系
2008年7月29日 長崎駅 写真:ままぱふぅ
シーサイドライナーは、佐世保駅から長崎駅の間を運行している快速列車で、1989年(平成元年)3月11日に登場した。
快速「シーサイドライナー」キハ66系の大きな写真大きな写真
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快速「シーサイドライナー」キハ66系
2016年3月17日 佐世保駅 写真:こぱふぅ
写真のキハ66系のほか、キハ200系によって運行されている。2021年(令和3年)3月11日、キハ200系での運用が終了。2021年(令和3年)6月30日、キハ66系での運用が終了した。
快速「シーサイドライナー」キハ66系の大きな写真大きな写真
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快速「シーサイドライナー」キハ66系
2016年3月17日 佐世保駅 写真:こぱふぅ
青を基調にしたシーサイドライナー色は、大村線から見える海をイメージしているとのこと。
JR大村線は、早岐駅 (はいきえき) (長崎県佐世保市)から諫早駅 (いさはやえき) (長崎県諫早市)に至る、47.6km、13駅の地方鉄道である。
快速「シーサイドライナー」キハ66系の大きな写真大きな写真
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快速「シーサイドライナー」キハ66系
2019年9月11日 千綿駅~松原駅間 写真:こぱふぅ
全線単線で、電化されているのは早岐駅からハウステンボス駅までの2駅だけである。大半の区間は大村湾に沿っており、カーブが多い。
快速「シーサイドライナー」キハ66系の大きな写真大きな写真
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参考サイト

キハ66形 関連
(この項おわり)
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