近畿日本鉄道 30000系は1978年にデビュー

10100系の交換用
近鉄 30000系
2005年3月4日 近鉄京都駅 写真:パパぱふぅ
近畿日本鉄道 30000系電車 は、10100系の交換用として、1978年(昭和53年)にデビューした。1979年(昭和54年)に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。

製造当時の特急車両の中心であった12200系12400系を基本とし、20メートル車両・ボギー台車を採用。「ビスタカー」のシンボルであるダブルデッカーを中間車両とした。ビスタカーの3代目にあたる。
21000系「アーバンライナー」の登場後、設備面の見劣りが顕著になったため、1996年(平成8年)から大幅なリニューアルがなされ、愛称を Vista EX に変更した。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(984×1280 ピクセル, 364 Kbyte)

リニューアル

近鉄 30000系
2022年1月1日 斎宮駅付近 写真:こぱふぅ
2016年(平成28年)から塗装変更が行われている。
クリスタルホワイトをベースに、ブライトイエローを車体上部に配している。側面中央にはゴールドラインを入れ、品格の高さをスピード感を表現している。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(2560×1923 ピクセル, 2278 Kbyte)
近鉄 30000系
2019年1月17日 津駅 写真:パパぱふぅ
1996年(平成8年)から2000年にかけて行ったリニューアル工事では、2階建中間車は2階部分を新製し、天井部分と床部分をかさ上げした。これにより客室末端部の通路段差が解消され、あわせてシートピッチを980mmから1,000mmに広げ、車端部の固定式座席を撤去した。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(1920×1383 ピクセル, 886 Kbyte)
近鉄 30000系
2020年11月19日 京都駅 写真:パパぱふぅ
2階建中間車のエントランスは、空間の広さを強調するデザインを採用。階下から階上に貫くプランタボックスを配して、そこに観葉植物を置くことで、エントランスホールにそびえたつ木をイメージした。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(1920×1548 ピクセル, 825 Kbyte)
近鉄 30000系
2020年11月19日 京都駅 写真:パパぱふぅ
改正健康増進法に対応するため、喫煙室設置工事が行われ、客室の灰皿を全て撤去した。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(1920×1018 ピクセル, 633 Kbyte)
近鉄 30000系
車内インテリアは2010年(平成22年)から2012年にかけて2回目の更新が行われており、海をテーマとして、航海に出る時の期待感と躍動感を表現している。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(1920×1080 ピクセル, 706 Kbyte)
近鉄 30000系
特急券の券売機はホームにある。交通系ICカード利用可能。
近鉄 30000系の大きな写真大きな写真
(1920×1377 ピクセル, 1126 Kbyte)
近畿日本鉄道 関連

参考サイト

(この項おわり)
header