東武鉄道 6050系は、1986年(昭和61年)10月の野岩鉄道の開業に伴い、1985年(昭和60年)10月に登場した2ドア・セミクロスシートの電車だ。2022年(令和4年)3月に運用終了した。
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6000系を更新したものと、増備用として新造したものをあわせ、58両が在籍していた。

2019年5月3日 栃木駅 写真:こぱふぅ
全長20メートルの普通鋼車体で、ジャスミンホワイトを基調に前面はパープルルビーレッド、側面はパープルルビーレッド2本とサニーコーラルオレンジのラインを巻いている。


途中で切り離し運転をすることがあるため、車両を間違えないよう、乗務員室の扉の上に行先表示器がある。
スカイツリートレイン

2019年6月15日 東武宇都宮駅 写真:こぱふぅ
スカイツリートレインは、「東武沿線からスカイツリーへ」「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」をコンセプトに、6050系電車を展望車として改造した2両編成2本を連結した4連で運用される観光用車両である。東京スカイツリーの高さ634メートルにちなみ、634系とも呼ばれる。

2012年(平成24年)10月に団体専用列車としてデビューし、同年11月からは臨時特急列車として運行が始まった。2017年(平成29年)4月16日をもって定期運行を終了し、以後は団体専用列車での運用となっている。

2012年(平成24年)10月に団体専用列車としてデビューし、同年11月からは臨時特急列車として運行が始まった。2017年(平成29年)4月16日をもって定期運行を終了し、以後は団体専用列車での運用となっている。

2019年6月15日 東武宇都宮駅 写真:こぱふぅ

634-12編成は、朝焼けをイメージした赤系の水玉模様と東京スカイツリーのデザインになっている。

634-11編成は、青空をイメージした青系の外観塗装である。

客室の側窓は、スカイツリーの眺望を考慮し、既存の側窓の上部に曲面ガラスを用いた天井窓を追加設置している。
車内は外観塗装と同じく、腰掛モケットを634-12編成は青系、634-22編成は赤系で区別している。
車内は外観塗装と同じく、腰掛モケットを634-12編成は青系、634-22編成は赤系で区別している。

モハ634-01形は、山側は窓側を向いたペアスイート席、海側は1列配置のシングル席になっている。
床面は、出入台・通路に対して150mm高くした高床式に改造され、眺望がよくなっている。
床面は、出入台・通路に対して150mm高くした高床式に改造され、眺望がよくなっている。

2022年(令和4年)5月22日に、東京スカイツリータウンの開業10周年を記念し、記念ロゴマークデザインのヘッドマークを掲出したスカイツリートレイン4両編成による臨時列車を運転した。

2022年5月22日 とうきょうスカイツリー駅 写真:こぱふぅ
参考サイト
- 6050系:東武鉄道
- 東武鉄道6050系:日本のこころを取り戻したい撮り鉄の鉄道写真とカメラの部屋
- 東武6050系の魅力、そして今後:月の鉄路
(この項おわり)