浅草駅は開業当時の姿に復元

2016年8月13日・2019年6月19日・2021年9月25日 撮影
東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
東武浅草駅(東京都台東区花川戸1-4-1)は、地上7階・地下1階のビルの2階に位置する。1931年(昭和6年)5月に開業した。

この駅ビルは、建築家の久野節 (くのみさお) (鉄道省・初代建築課長)が設立した久野建築事務所が設計し、清水組により施工された。
3階から7階までに百貨店が入居する設計になっており、三越を招致するが実現せず、11月に松屋が入居し、関東初の百貨店併設ターミナルビルとなった。
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東武浅草駅
2019年6月21日 撮影
その後、松屋浅草は規模を縮小し、2012年(平成24年)11月、エキミセとして新装オープンした。

夜になると、レトロな感じのライドアップが行われる。
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東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
昭和初期を代表するアール・デコ様式のビルだが、1974年(昭和49年)にアルミ製の外壁が取り付けられて雰囲気が一新した。2012年(平成24年)のリニューアルにより、耐震補強工事によって開業当時の姿に復元し、シンボルの大時計も復活した。
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東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
利用者が迷わないよう、入口からホームまで一直線に結ぶ設計になっている。
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東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
ホーム先端が隅田川橋梁にかかっており、入線できる車両は6両に制限されている。ホームはカーブしており、4番線の特急乗降口はホームとの間に大きな隙間が空くために、いちいち渡り板を設置しなければならない。
1番線のみ8両編成分の長さがあるが、ホーム幅がきわめて狭く転落事故などの危険があることから、とうきょうスカイツリー寄りの2両のドアは開かない。

駅を出てすぐに半径100メートルの急カーブが存在し、特急列車といえども15km/hの速度制限がかかっている。
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東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
地下には、相対式ホーム2面2線を有する東京メトロ銀座線の浅草駅がある。1927年(昭和2年)12月30日、日本最初の地下鉄の駅として開業した。1941年(昭和16年)に帝都高速度交通営団に路線を譲渡した。

東武浅草駅と連絡するエレベーター、エスカレータは設置されていない。

1997年(平成9年)、東武浅草駅と東京メトロ浅草駅を合わせ、関東の駅百選に選定された。
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東武浅草駅
2016年8月13日 撮影
地下鉄の改札を出て広がる浅草地下街は、1955年(昭和30年)に開設された日本で3番目に古い地下街である。1952年(昭和27年)に開業した札幌ステーションデパート、銀座三原橋地下街がいずれも閉鎖されたことから、2016年(平成28年)現在、日本で最も古い地下街となっている。
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東武浅草駅
2021年9月25日 撮影
閉店した店舗も少なくなく、部分的に地下水が漏出しているなど、昭和のノスタルジーを感じさせる。
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都営地下鉄浅草線の浅草駅は1960年(昭和35年)12月の開業で、東京メトロから2分ほど歩く。
なお、つくばエクスプレスの浅草駅は、地上に出て10分ほど歩く必要があり、銀座線・田原町駅の方が近い。

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目的地:東武浅草駅
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(この項おわり)
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