月窓寺門前市納涼盆踊り大会 1999

1999年8月8日 撮影
月窓寺
月窓寺 (げっそうじ) (東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11)は、吉祥寺サンロードの西友の向かいにある曹洞宗系の寺院だ。毎年8月初旬の門前市として納涼盆踊り大会が行われる。
納涼盆踊り大会-月窓寺
主催は吉祥寺サンロード商店街振興組合で、境内には縁日が並ぶ。
納涼盆踊り大会-月窓寺
盆踊り大会は18時からはじまる。

宗教法人の納税番付で第3位

明暦の大火で焼け出された本郷・吉祥寺の門前町住人が、1661年(万治4年)、武蔵野の原野を開拓し入植したのが吉祥寺の始まりである。吉祥寺の門前にあった4寺院も引っ越した。現在も四軒寺 (しけんでら) と呼ばれる安養寺、光専寺、蓮乗寺、そして月窓寺である。

四軒寺は、吉祥寺周辺に広大な土地を所有していた。1899年(明治32年)、甲武鉄道(現・JR中央線)が吉祥寺駅を建設する際、その土地を提供したのも四軒寺だった。
現在も、サンロードハモニカ横丁の土地の所有者は月窓寺で、公示地価の高さも相まって、不動産収入がたいへん多い。わが国の宗教法人の納税番付では、1位の創価学会、2位の明治神宮に続き、3位の座にある。ちなみに、四軒寺の蓮乗寺は4位に、光専寺は9位である。

吉祥寺は、バブル経済期にも地上げや立ち退き、強制手段を伴う再開発とは無縁で、いまも四軒寺に守られている。
【鉄道】
  • JR・京王井の頭線「吉祥寺駅」下車、徒歩5分。
(この項おわり)
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