博物館 網走監獄(北海道網走市字呼人1-1)は、網走刑務所の旧建造物を保存公開する野外歴史博物館である。
大きな写真
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正門は、1919年(大正8年)に建設が始まり、1923年(大正12年)に完成した煉瓦造りの重厚な建造物だ。差し渡しは23メートルに及ぶ。いまでも網走刑務所の正門として使われており、こちらは1983年(昭和58年)に再現構築されたものだ。
網走刑務所の名前が全国に知れ渡るのは、1965年(昭和40年)4月に公開された映画『網走番外地』(東映/主演:高倉健)によるところが大きい。2年半の間に10本も作られた人気シリーズである。
写真は、1917年(大正6年)に完成した二代目の橋を2012年(平成24年)に再現構築したものである。
重厚な正門と比べると、差し渡しは半分の約12メートル。ここをくぐり抜けると構外に出られることから、受刑者にとっては解放感を味わえる門だったようである。
1993年(平成5年)9月まで網走刑務所で使われており、1995年(平成7年)、移設された。登録文化財の指定を受けている。
手前に見える小屋は、出入口や作業場などに置かれた哨舎と呼ばれる見張所である。外部からの進入や受刑者達の行動を監視しており、所内に8箇所設置されていた。
1993年(平成5年)9月まで網走刑務所で使われており、1995年(平成7年)、移設された。登録文化財の指定を受けている。
手前に見える小屋は、出入口や作業場などに置かれた哨舎と呼ばれる見張所である。外部からの進入や受刑者達の行動を監視しており、所内に8箇所設置されていた。
2015年(平成27年)7月、庁舎の展示がリニューアルされた。この写真のように、パネルや模型を使ってわかりやすく解説されている。
庁舎の展示の一角に、網走新聞社社主だった佐藤久翁之像がある。
1973年(昭和48年)、網走刑務所の改築計画が発表されると、貴重な建造物が失われることを憂慮した佐藤久氏が中心となり、建造物の移築保存を提唱。財団法人を設立し、1983年(昭和58年)に博物館として開館した。
網走新聞は、1947年(昭和22年)、佐藤久氏が「日刊あばしり新聞」を発刊したのが始まりで、公称部数は7千部だった。経営は比較的安定していたが、2004年(平成16年)7月に発生した自宅火災で、跡を継いで社長となった佐藤久の長男、佐藤紘一夫妻が死去したことをきっかけに廃刊となった。
1973年(昭和48年)、網走刑務所の改築計画が発表されると、貴重な建造物が失われることを憂慮した佐藤久氏が中心となり、建造物の移築保存を提唱。財団法人を設立し、1983年(昭和58年)に博物館として開館した。
網走新聞は、1947年(昭和22年)、佐藤久氏が「日刊あばしり新聞」を発刊したのが始まりで、公称部数は7千部だった。経営は比較的安定していたが、2004年(平成16年)7月に発生した自宅火災で、跡を継いで社長となった佐藤久の長男、佐藤紘一夫妻が死去したことをきっかけに廃刊となった。
釧路地方裁判所網走支部法廷復原棟は、1900年(明治33年)から1952年まで使われていた旧網走区裁判所の外観を再現し、新庁舎建設にともない1952年(昭和27年)から1991年まで使用されていた内装を移築したものである。
1人の裁判官によって重罪以外の比較的軽い刑罰を審査する単独法廷が再現されている。
これ以外にも、合議法廷、合議室、仮監置室、勾留質問室が移設されている。
これ以外にも、合議法廷、合議室、仮監置室、勾留質問室が移設されている。
通路と房を隔てる壁は中央を木製扉、両脇を竪格子、上部に鉄格子付きの窓が付いている。壁を破られないよう柱を密に立ててある。
木造の監獄は世界的に珍しく、主要施設を完全な形で残す国内最古の行刑施設でもある。
木造ながら堅牢な構造で、床はレンガ敷き。第1、3、5舎の全長は58.2メートル、第2、4舎は72.7メートルあり、中央見張所内の中心にある八角形の哨舎から全方向を監視することができる。
計226房に700人以上が収監できる。廊下には暖房用のストーブがあり天井の天窓から自然光を取り入れるなど、北国独特の工夫が施されている。
木造の監獄は世界的に珍しく、主要施設を完全な形で残す国内最古の行刑施設でもある。
木造ながら堅牢な構造で、床はレンガ敷き。第1、3、5舎の全長は58.2メートル、第2、4舎は72.7メートルあり、中央見張所内の中心にある八角形の哨舎から全方向を監視することができる。
計226房に700人以上が収監できる。廊下には暖房用のストーブがあり天井の天窓から自然光を取り入れるなど、北国独特の工夫が施されている。
1912年(明治45年)に建築され。1985年(昭和60年)に移設された。2016年(平成28年)2月、国の重要文化財の指定を受けた。
内部は板張り、無柱の広間となっており、内壁と折上天井を白漆喰塗としている。
堂内正面には、仏像が安置されている。
受刑者たちが精魂こめて建設したと伝えられている。1981年(昭和56年)に移築され、国の重要文化財となっている。
堂内正面には、仏像が安置されている。
受刑者たちが精魂こめて建設したと伝えられている。1981年(昭和56年)に移築され、国の重要文化財となっている。
こちらは、機関車トーマス監獄号。
懲罰房をモデルにしたかまくら――中に入ることができる。
この日の気温は氷点下5℃。
網走市の1月の平均気温は氷点下7.2℃、2月は氷点下6.1度となっている。じつは、北海道内陸の北見市、旭川市、帯広市に比べると雪も少なく冷え込みも穏やかな、とても過ごしやすい気候の町である。
網走市の1月の平均気温は氷点下7.2℃、2月は氷点下6.1度となっている。じつは、北海道内陸の北見市、旭川市、帯広市に比べると雪も少なく冷え込みも穏やかな、とても過ごしやすい気候の町である。
参考サイト
- 博物館 網走監獄 公式サイト
- 網走刑務所:法務省
近隣の情報
- 網走監獄は網走刑務所の旧建造物を保存公開:ぱふぅ家のホームページ
- 網走駅の駅名看板が縦書きである理由:ぱふぅ家のホームページ
- 網走でオホーツク海の流氷を見る:ぱふぅ家のホームページ
- 北浜駅は流氷が見える駅:ぱふぅ家のホームページ
- 命つなぐジャンプ:サクラマス遡上する北海道・斜里川(2020年6月22日)
- 雪の釧路を堪能 SL「冬の湿原号」が運行開始(2019年1月28日)
(この項おわり)