
龍飛埼灯台

青函トンネル記念館
青函トンネル記念館(青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜99番地)を出て、龍飛崎方面へ向かう。

渡海三角点
この渡海三角点は、青函トンネルの龍飛側の測量基準点となったものである。
全長53.85kmという世界最長の海底トンネルを計画通りに掘削し、貫通させるために、地球の丸みを計算に入れた高度な測量が求められた。
全長53.85kmという世界最長の海底トンネルを計画通りに掘削し、貫通させるために、地球の丸みを計算に入れた高度な測量が求められた。

展望台
1983年(昭和58年)1月の先進導坑貫通では、距離2cm、上下20cm、左右64cmという僅かな誤差で出会うことができた。

展望台。

展望台。

青函トンネル殉職者慰霊碑
青函トンネル殉職者慰霊碑――34名の殉職者の魂を鎮めるために建立された。

津軽海峡冬景色歌謡碑
津軽海峡冬景色歌謡碑は、石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」の歌謡碑である。ボタンを押すと「♪ごらんあれが竜飛岬北のはずれと…」と2番の歌詞が流れる。名曲の世界がここにある。

アジサイロード

遊歩道
龍飛崎には遊歩道が整備されている。
海に下りることもできるが、強風の時は注意が必要だ。
海に下りることもできるが、強風の時は注意が必要だ。

風力発電
青函トンネル記念館を振り返ったところ。
龍飛崎の年間平均風速は毎秒10メートルにもなる。1992年(平成4年)、東北電力がNEDOと共同で4種類11台の小型の風力発電装置(合計発電容量3,375kW)を建設し、竜飛ウィンドパークとして風力発電実証研究を行った。
龍飛崎の年間平均風速は毎秒10メートルにもなる。1992年(平成4年)、東北電力がNEDOと共同で4種類11台の小型の風力発電装置(合計発電容量3,375kW)を建設し、竜飛ウィンドパークとして風力発電実証研究を行った。

風力発電
老朽化で2007年(平成19年)3月に実証実験を終了し、風力発電装置も解体され、外ヶ浜町と第三セクター津軽半島エコエネに譲渡された。2010年(平成22年)、2基の大型風力発電装置合計発電容量3,350kW)が建設された。

階段国道
国道指定された階段は、ここだけである。歩行者専用。冬期は通行できなくなる。

坂道の中腹に中学校、上に小学校があり、もともと生活道路として階段があった。1974年(昭和49年)、道路整備のために国道指定された際、この区間も組み込まれることになった。
階段国道を上りきったところから、さらに龍飛埼灯台へと通じる道は階段町道(当時は村道)として残っている。

坂道の中腹に中学校、上に小学校があり、もともと生活道路として階段があった。1974年(昭和49年)、道路整備のために国道指定された際、この区間も組み込まれることになった。
階段国道を上りきったところから、さらに龍飛埼灯台へと通じる道は階段町道(当時は村道)として残っている。

階段国道
あじさいに囲まれた眺めの良い階段国道であるが、高低差は70メートルあり、下るのはともかく、上るのはかなりしんどい。

国道指定後も、この区間の改良だけは手つかずのまま時間が経過し、やがて、階段国道として有名になり、観光客が多く訪れるようになったという。

国道指定後も、この区間の改良だけは手つかずのまま時間が経過し、やがて、階段国道として有名になり、観光客が多く訪れるようになったという。

階段国道
現在、外ヶ浜町にとっては最も観光入込客数の多い地点となっており、2013年(平成25年)には184,875人が訪れたという。

階段はここまでなのだが、この先、民家の軒下を通るようにして龍飛漁港まで延びている。赤ブロックで舗装され、国道標識も掲げられているが、私道にしか見えない。

階段はここまでなのだが、この先、民家の軒下を通るようにして龍飛漁港まで延びている。赤ブロックで舗装され、国道標識も掲げられているが、私道にしか見えない。

龍飛漁港
龍飛漁港。
交通アクセス
【鉄道+バス】
- 三厩駅から外ヶ浜町循環バス龍飛行き乗車(所要時間30分)、終点下車
- 東北自動車道「青森I.C.」から国道7号で津軽方面へ進み、新城大橋を渡り国道280号へ左折。津軽海峡、龍飛崎で案内板に従い現地へ。青森I.C.から約80km
参考サイト
- 龍飛埼灯台:日本の灯台
- 2017.5 青森・龍飛 ・・義経伝説?:YANAI's HOMEのブログ
- 2016GW津軽・龍飛崎へ:自転車と山の日々
- 津軽半島龍飛崎 2015.10.27 津軽海峡夕景色:北の山旅礼賛
近隣の情報
- 龍飛崎には全国唯一の階段国道がある:ぱふぅ家のホームページ
- 竜飛海底駅は青函トンネルの駅:ぱふぅ家のホームページ
- 青函トンネルの体験坑道へ:ぱふぅ家のホームページ
- 津軽二股駅と奥津軽いまべつ駅:ぱふぅ家のホームページ
- 「乳神さま」信仰、男子禁制の「おっぱい祭り」(2017年11月12日)
- 熱気たっぷり 津軽三味線「仁太坊祭り」(2016年9月14日)
(この項おわり)
1932年(昭和7年)に点灯した龍飛埼灯台は高さ13.7メートルと背が低いが、海面からの高さは120メートルもある。