気仙沼駅と東日本大震災の記憶

2019年8月25日 撮影
気仙沼駅
気仙沼駅
気仙沼駅(宮城県気仙沼市古町1-5-25)は、JR大船渡線とJR気仙沼の駅である。1929年(昭和4年)7月に開業。2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
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気仙沼駅
気仙沼駅
2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災により影響を休止。4月、大船渡線の一ノ関駅までは運転再開するが、気仙沼駅から盛駅までの区間と、気仙沼線の柳津駅までの区間は BRT(バス高速輸送システム)で運行している。
BRT - 気仙沼駅
BRT
気仙沼駅では鉄道と BRT が同じホームに乗り入れ、段差を極力なくしたレイアウトによって乗り換えが便利になるよう工夫している。
また、鉄道運行時に比べ1.5~3倍の頻度でバスを運行しており、利用客の便宜を図っている。
ホヤぼーや - 気仙沼駅
ホヤぼーや
BRT にもラッピングされている ホヤぼーやは、気仙沼の市の観光PRキャラクターである。ホヤをモチーフに、剣はサンマ、ベルトはホタテ、マントはサメ皮といった形で、気仙沼市の特産品を活かしている。気仙沼の食の奥深さや観光をPRすることを目的として活動している。
2008年(平成20年)の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに合わせて一般公募した中から選ばれた。

東日本大震災の際には、気仙沼を支援してくれた人たちに感謝を伝えるために、全国行脚を行った。2012年(平成24年)5月、気仙沼市はアクティブ・ホヤぼーや作戦を発動、キャラクター商品を全国展開。
海の子神社 - 気仙沼駅
海の子神社
2017年(平成29年)4月には、港に面した気仙沼 海の市海の子神社とホヤぼーやショップがオープンした。お賽銭は、全国の被災地に贈られるという。
気仙沼駅
気仙沼駅
大船渡線では、土休日に POKÉMON with YOU トレインが運行している絡みで、気仙沼の駅のホームにはピカチュウがいた。
気仙沼市と津波
東日本大震災の際、気仙沼を襲った津波の最大浸水高は16.6メートルに及び、港の周辺の建物には、津波の高さを示す目印が貼ってあった。

気仙沼の市の被害は、死者1,034人、関連死109人、行方不明214人(2018年12月末現在)、被災した住宅は15,815棟に及んだ。
気仙沼市役所 ワン・テン庁舎
気仙沼市役所 ワン・テン庁舎
気仙沼市役所 ワン・テン庁舎は、1999年(平成11年)、市が出資する第三セクター方式による商業施設として建てられたビルだが、経営難に陥ったため市に買い取られ、市庁舎別棟として使用されている。
アンカーコーヒー内湾店
アンカーコーヒー内湾店
アンカーコーヒー内湾店(宮城県気仙沼市南町海岸1-14)は、2018年(平成30年)11月15日にオープンした。東日本大震災で流出した店舗医は、しばらく仮設営業していた。
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アンカーコーヒー内湾店
アンカーコーヒー内湾店
気仙沼でもエスプレッソを出す店を作ろうと、2005年(平成17年)、フルセイルコーヒー北古川店を創業したのが始まりである。
その後、「気仙沼市に根付き、この地に錨をおろす」という意味を込めて、気仙沼の店舗はアンカーコーヒー、その他の地域では「船を出し、航海する」という意味でフルセイルコーヒーという名前でチェーン展開している。
気仙沼漁港
気仙沼漁港
気仙沼漁港は、世界三大漁場 の一つである三陸沖を操業域とする漁船の主要な水揚げ港の一つであると同時に、日本の遠洋漁業の基地の一つとなっている。江戸時代、伊達政宗がスペイン人セバスチャン・ビスカイノに命じ調査させたところ、最良の港として報告されている。
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気仙沼漁港
気仙沼漁港
湾奥部に位置し、湾内に大島を有することから、常に平穏な漁港だったが、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災に伴う津波と地盤沈下で大きな被害を受けた。
気仙沼漁港
気仙沼漁港
カツオの水揚げが始まる6月下旬までに岸壁の一部のかさ上げを実施し、漁港を再開した。しかし、バックヤード施設の復旧が間に合わず、市場は鮮魚限定の出荷再開であった。
気仙沼漁港
気仙沼漁港
岸壁や桟橋、防波堤の復旧工事も進んでいる。

交通アクセス

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出発地の最寄駅:

目的地:気仙沼駅
気仙沼 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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