小雪の降る中、白川郷(岐阜県大野郡白川村荻町)を再訪した。合掌造りと田んぼから成る独特の景観をなす集落だが、田んぼは雪で真っ白に。
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白川郷は豪雪地帯として知られており、2月の最深積雪量は170センチに達する。
2022年(令和4年)2月は日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の影響で例年より降雪量が増え、2月17日18時までの48時間降雪量は96センチを観測して全国1位になった。
2022年(令和4年)2月は日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の影響で例年より降雪量が増え、2月17日18時までの48時間降雪量は96センチを観測して全国1位になった。
掌造りの屋根は正三角形になっており、雪の重みをうまく分散できる。そして、雪下ろしの際には、小さな力で重い雪を一気に下ろすことができる。
屋根には釘を1本も使っておらず、丈夫な縄で屋根を固定することで、屋根に柔軟性をもたせ、雪が積もったときや台風、地震などがあっても、屋根を揺らすことで力を分散させ、家の耐久性を高めている。
屋根は東西に向いており、冬は日差しを受けて雪を溶かしたり乾燥効果を高めることができる。夏には南北からの風が通りやすく、快適に過ごせるようになっている。
先人の知恵の賜物である。
先人の知恵の賜物である。
軒下に大きなつららができていた。
白川八幡神社(岐阜県大野郡白川村荻町559)は、白川郷の南端に位置し、応神天皇を祀っている。和銅年間(708年~714年)に創建されたと伝えられている。
1625年(寛永2年)、荻町中央の鎮座地から現在地に移転再興した。
1625年(寛永2年)、荻町中央の鎮座地から現在地に移転再興した。
境内にはスギの巨木が生い茂っており、中でも最大のものは幹の周囲5.6メートル、樹高30メートルに達する。白川村指定天然記念物である。
ゲームでもダム建設推進派と反対派が争う設定があるが‥‥あのゲームのシナリオは風評被害になりかねない💦
交通アクセス
【バス】
- 高山駅(高山濃飛バスセンター4番乗り場)から約50分
- 金沢駅(金沢駅東口2番乗り場)から約1時間15分
- 高岡駅(高岡駅前7番乗り場)から約2時間10分
- 名古屋駅から約2時間50分
近隣の情報
- 白川郷は合掌造りと田んぼとかき氷:ぱふぅ家のホームページ
- 冬の白川郷:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)