魚梁瀬ダムは四国最大の発電用ダム

2022年5月29日 撮影
魚梁瀬ダム
魚梁瀬ダム (やなせだむ) (高知県安芸郡北川村大字久木)は、高知県安芸郡を流れる奈半利川 (なはりがわ) の最上流に建設した発電用ダムで、堤高115.0メートルは四国で最も高いダムである。堤頂長は202.0メートル。ロックフィルダムで、この型式としては西日本最大でもある。
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魚梁瀬ダム
ダム湖は魚梁瀬貯水池 (やなせちょすいち) と呼ばれ、総貯水容量は1億m3を超え、人造湖の規模としてはさめうら湖(吉野川の早明浦ダム)に次ぐ。
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太平洋戦争後の復興で、大都市圏での電力不足が目立ってきた。1951年(昭和26年)に四国電力が発足し、1952年(昭和27年)に公営企業の電源開発が魚梁瀬ダムを計画した。このダムで水没する北川村北部及び馬路村魚梁瀬地区の235戸は、魚梁瀬森林鉄道が水没することで地元林業が成り立たなくなることを理由に、強硬に反対した。
高知県は、補償金を活用して県道を整備し、木材輸送はトラックに取って代わられることになる。
計画から10年の歳月を費やし、1962年(昭和37年)に着工。1970年(昭和45年)に竣工した。
ダムの直下に魚梁瀬発電所が設けられ、36,000kWの発電を行っている。

交通アクセス

【自動車】
  • 高知東部自動車「道芸西西IC」から1時間30分

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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