東海道新幹線 500系は世界最高速度300km/hの営業運転

グッドデザイン商品選定、鉄道友の会ブルーリボン賞受賞
東海道新幹線500系
2000年12月10日 東京駅 写真:パパぱふぅ
東海道新幹線 500系
2000年12月10日 東京駅 写真:パパぱふぅ
500系新幹線は、1997年(平成9年)3月にデビューした世界最高速度の営業運転を可能とした新幹線車両である。その直後に東京まで乗り入れるようになった。
1996年(平成8年)にグッドデザイン商品選定、1998年(平成10年)に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
新幹線としては最速の営業速度300km/hを誇るものの、コストなどの面で有利な700系の登場により製造中止に追い込まれてしまった。

全長15メートルの長~いお顔の先端はホームからはみ出してしまう。1枚の写真では収まりきらなかったので、3枚の写真を合成してみた。
東海道新幹線 500系
2003年11月3日 品川駅 写真:パパぱふぅ
2003年(平成15年)10月1日に東海道新幹線品川駅が開業した。その1ヶ月後に品川駅を訪れた際に撮影した1コマ。

N700系の登場に伴い廃止が検討されていたが、2009年(平成21年)9月現在、9編成製造されたうちの5編成が山陽区間を「こだま」として運行している。1編成は半分の8両になった。なお、JR東海区間からは2010年(平成22年)3月28日に姿を消した。
東海道新幹線 500系の大きな写真大きな写真
(1280×987 ピクセル, 420 Kbyte)
2000年12月10日 東京駅 写真:パパぱふぅ
JR西日本は、山陽区間の「500系こだま」の車両内に子ども向けの模擬運転台を設置するなどしており、子どもを中心に根強い人気があるという。300km/hの最高速度を活かせなくなったのは残念である。

こだま「プラレール」

2014年(平成26年)7月、新大阪から博多までの山陽区間を基本的に1日1往復するこだま「プラレールカー」が登場。
1号車の座席をすべて取り払い、代わりにプラレールで遊べるプレーゾーンや立体模型、運転台から見えるのと同じ風景が映し出される、子ども用運転台を据え付けた。特別な切符は不要とあって、子連れ客に好評という。
500系 関連
(この項おわり)
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