東海道新幹線 N700系は無線LAN利用可能

2007年7月1日にデビュー
東海道新幹線 N700系
2014年3月26日 小田原駅 写真:こぱふぅ
N700系は、2007年(平成19年)7月1日、300系500系の置き換え用として登場した車両である。最高時速は300km/hで、700系をベースにしている。
500系よりも、東京~新大阪間が5分短縮される。
東海道新幹線 N700系の大きな写真大きな写真
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東海道新幹線 N700系
2014年8月11日 東京駅 写真:こぱふぅ
デザインは、産業技術大学院大学の福田哲夫 (ふくだ てつお) が担当し、2007年(平成19年)にグッドデザイン賞金賞、2008年(平成20年)には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
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東海道新幹線 N700系
2007年7月28日 東京駅 写真:こぱふぅ
投入予定は、JR東海に42編成、JR西日本に12編成である。
500系、300系などからN700系に切り替わる列車は、2007年(平成19年)10月14日から「のぞみ30号」・「51号」、11月1日から「のぞみ50号」、2日から「のぞみ5号」、8日から「のぞみ19号」「161号」「40号」「110号」となっている。
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東海道新幹線 N700系
2016年3月5日 石橋(神奈川県小田原市) 写真:こぱふぅ
東海道新幹線区間ではカーブが急なため、255km/hの制限がかかっていた。N700系は「車体傾斜システム」を搭載し、空気バネで車体を1度だけ傾かせることで、270km/hのままカーブを走行できるようになった。
東海道新幹線 N700系の大きな写真大きな写真
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東海道新幹線 N700系
2007年7月28日 東京駅 写真:こぱふぅ
加速性能も、700系の1.6km/h/sから2.6km/h/sへと大きく向上し、品川停車が増えたにもかかわらず、新大阪までの所要時間を短縮することに成功している。
東海道新幹線 N700系
2008年7月28日 東京駅 写真:こぱふぅ
先頭部は700系のエアロストリーム型を改良した「エアロ・ダブルウィング」という形状になっており、さらに騒音を低減する。700系で約9.2mあった先頭部は10.7mにまで伸びている。しかし、500系のそれより短いので、定員は変わらない。
東海道新幹線 N700系
2008年7月27日 東京駅 写真:ままぱふぅ
JR東海は、2015年(平成27年)春にも東海道新幹線をスピードアップさせ、東京―新大阪間の時間短縮を図ると発表した。最高速度は現在、時速270キロだが、その引き上げを年明けに国土交通省に申請するもの。
N700A系やN700系は、山陽新幹線区間では時速300キロの最高速度で運行されているが、東海道新幹線区間はカーブが多く最高速度は時速270キロに抑えられている。
東海道新幹線 N700系
2008年7月27日 東京駅 写真:ままぱふぅ
N700系は省エネ車両である。
消費電力を初代0系と比べると、同じ速度なら半分に、最高速度でも32%減らすことに成功した。空気抵抗の軽減、車体傾斜システムの採用、電力回生ブレーキの拡大が省エネに貢献している。
東海道新幹線 N700系
2007年7月28日 東京駅 写真:こぱふぅ
JR東海は2013年(平成25年)10月、N700系の改造工事に着手した。ブレーキ性能などの改造で、新造費の17分の1程度でN700A系並みの能力を持たせるという。
東海道新幹線 N700系
2014年8月11日 東京駅 写真:こぱふぅ
N700系は現在80編成が運行されている。2015年(平成27年)までに、全ての車両の改造工事を終える予定だ。
改造済み車両は、写真のようにロゴに「A」が付く。

ムービー

2007年9月12日 新大阪駅 動画:パパぱふぅ
開発時には700Nと呼んでいたが、2004年(平成16年)5月にN700系が正式な形式称号になった。Nには new や nextの意味を込めているという。
2014年8月11日 東京駅 動画:パパぱふぅ
最高速度300km/hを達成するために、主電動機の出力を700系に比べて30%程度アップし、編成出力を17,080kWとした。ちなみに、700系は13,200kW、500系は18,240kWである。自重は700系とほぼ同じだ。

車内

新幹線N700系の車内
車内はあまり揺れることがない。

客室の窓を見ると二重ガラスではない。叩いてみると、ガラスではないことがすぐに分かる。
これは、帝人化成の特殊ポリカーボネート樹脂「パンライト」である。従来の複層ガラスの表面にポリカーボネートシートを貼り合わせたものではなく、ポリカーボネートの単板にすることで、重量を約30%軽減している。また、透明度も高い。
新幹線N700系の車内-ACコンセント
指定席の窓際の座席の下にコンセント(AC・100V)がある。

2009年(平成21年)3月14日から、東京~新大阪間の車内で無線LANが利用できるようになった。利用できる無線LANサービスは「HotSpot」「mopera U」「Mzone」「BBモバイルポイント」「UQ Wi-Fi」で、事前に利用申請する必要がある。
また、東京~新大阪間の全17駅のコンコースや待合室で無線LANを利用できるようになった。
新幹線N700系-多目的室
多目的室は、ボタンを押と開くようになっている。
新幹線 N700系-身障者用トイレ
11号車には身障者用トイレがある。
新幹線 N700系-身障者用トイレ
身障者用トイレには、赤ちゃんをお座りさせておけるスペースがある。
新幹線 N700系-行き先表示
表の表示板がLEDで、行き先・座席の種類、停車駅、禁煙マークが表示される。
東海道新幹線 N700系
2008年7月27日 東京駅 こぱふぅ
N700系は全席禁煙。車内には6カ所の喫煙ルームが備えられている。
東海道新幹線 N700系
形式番号はN700ではなく、700系の770・780番台になっている。

参考サイト

(この項おわり)
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